【美プロ】冷えとむくみの解消に!暑い夏にぴったりの「ミントバス」【ビューティコラム】

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美プロ「ビューティコラム」は、”美しくなるための秘訣”を美容のプロに聞くコラムです。美容方法のコツや、ちょっと気になるお悩みなど……あなたを美しくするための美容に関するさまざまな対処法をご紹介していきます。

前回は、夏バテ予防と身体の中からの紫外線ダメージ修復に、ハイビスカスゼリー&美肌ローズヒップのババロアをご紹介しました。でも、冷房で疲れた体には、栄養補給だけでは間に合いません。「なぜか疲れがとれない……」「汗をかくのになかなか痩せない……」などでお悩みの方は、夏こそしっかり入浴をしたいですね。

冷えとむくみの解消にオススメ!ペパーミント精油を使ったアロマバス

職場や電車の冷房にさらされて、むくみがちな夏場の足。むくみはセルライトになり、次第に痩せにくくなってしまいます。スッキリした美脚をキープするには、夏も入浴が必須なのです。

「でも、夏にお風呂なんて入ったら、汗ばんで寝られない…」と、思いがちですが、ペパーミント精油を使えば、深部をしっかり温めつつ、体感温度を4度も下げてくれるという効果が! お風呂あがりを爽快にしてくれますよ。

ペパーミント精油のアロマバスパウダー

ペパーミント精油を使うといっても、どう使ったらいいのでしょうか? そのまま直接入れればいいのでしょうか。

精油(エッセンシャルオイル)は、親油性・脂溶性のもの。お湯に直接入れると分離してしまうため、塩や重曹、ハチミツなどと混ぜて乳化させる必要があります。

発汗作用を高めるにはバスソルトが一般的ですが、紫外線でダメージをうけた夏の肌には、塩はピリピリと刺激的になることも……。そこで今回は、肌へのあたりが柔らかく、保湿力もある、重曹を使ったバスパウダーをご紹介します。

つくり置きもできますが、必ず密閉容器で保存を! 精油が揮発してしまう(蒸発して気体になってしまう)のを避けて、1週間以内には使い切るようにしてください。

<材料>
・ 重曹
・ ペパーミント精油
・ ラベンダー精油

※上記の香りが好きでない方は、ペパーミントをユーカリに、ラベンダーをベルガモットに変えてもOKです。

重曹は、スーパーやドラッグストア、100円ショップなどでも購入できます。中には、「入浴使用不可」と書かれたものもあるので、購入前に確認をしましょう。

また、精油は、石油系材料からつくられたもの(アロマオイル、フレグランスオイルなど)ではなく、天然の植物由来のもの(エッセンシャルオイル)を選んでくださいね。天然の植物由来のものは分子が小さいので、経皮吸収され、血液中に入り、殺菌作用や血流促進作用なども期待できます。

<作り方(1回分)>
重曹大さじ1~2杯と、2種類の精油を合計5滴。これをボウルなどの容器に入れて、混ぜ合わせれば出来上がりです。お湯を張っている間の5分で簡単につくれてしまいます。

敏感肌の人は、ペパーミント精油2滴・ラベンダー精油3滴の割合がオススメ。お肌への刺激が和らぎます。

ペパーミント精油には抗ウイルス作用があり、夏風邪や食中毒の予防効果が期待できます。さらに、抗菌効果で浴室のカビ防止という、嬉しいおまけも!

また、今回ラベンダーをプラスしていますが、ラベンダー精油には、ペパーミント精油の皮膚刺激や、日焼けによる炎症を和らげる抗炎症作用があるため。とくに、肌が敏感な方には併用がおすすめです。

多岐に使えるペパーミント精油を、ぜひ、使いこなしてみてくださいね。

今回の美プロ

プレミアビューティアカデミー アロマ&ハーブ講師 高橋 朋子
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター/AEAJ認定ア ロマセラピスト/JAMHA認定ハーバルセラピスト/ICAM 国際試験機構 アロマテラピー部門 認定インストラクター/ ICAM国際試験機構 ハーブ部門 認定インストラクター

アロマ&ハーブ講師の高橋です。ディズニーのホテルでディズニースマイルを振りまいて元気を提供していた18年前。東京駅でディズニー帰りの疲れたゲストを見ながら、非日常の一部分だけではなく、「ライフスタイル全般を癒し、サポートしたい!!」という想いから転身。

花屋の娘に育ち、植物の恩恵に目覚め、アロマセラピスト、ハーバルセラピストを目指し講師に至りました。心療内科で10年間患者様を癒し、薬に頼らない心のケアに努め、老若男女幅広い人たちを癒す中、自身の美を維持するのにも“心と体の健康”が大切!!と20代、30代の女性に響くアロマ&ハーブケアを広める毎日です。これから、みなさんの生活に役立つ癒しの方法を配信していきますので、お楽しみに!