ぽっこりお腹に今すぐ効く簡単腸腰筋トレーニング!

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洋服を重ね着してボディラインが隠せる冬は、ちょっとくらい太っても……と、ついつい油断してしまうもの。気がついたらお腹がぽっこり……なんて方も多いのでは?

でも、もう春はすぐそこ。だんだんと薄着になる季節がやってきます。そこで意識したいのが、「腸腰筋(ちょうようきん)」を鍛えること! その理由と、今日から始められる腸腰筋のトレーニング法をご紹介します。

「腸腰筋」とはどのあたりにある筋肉?

「腸腰筋(ちょうようきん)」とは、「大腰筋」と「腸骨筋」、「小腰筋」の3つの筋肉の総称です。上半身と下半身をつないでいる重要な筋肉で、たとえば足を引き上げるときに働く部分。アスリートなども意識的にトレーニングしている筋肉ですが、最近は体を引き締めたい女性からも注目されるようになりました。

とはいえ、外からは触れることができない、いわゆるインナーマッスルであるがゆえに、今ひとつピンとこないという方も多いかもしれません。けれど、私たち女性が目指す理想的なボディラインに近づくために、要となる筋肉が、腸腰筋なのです。

ぽっこり下腹部を凹ませるには、腸腰筋を鍛えよ!

下腹が出てくる原因のひとつに、姿勢の悪さが挙げられます。背中が丸まり、常に力を抜いている状態だと、自然とお腹が出た姿勢になってしまいますよね。その状態が続くと、自ずと下腹もぽっこりと出てきてしまう危険性が。

「腸腰筋」の働きにはいくつかありますが、なかでも特筆すべき点は「正しい姿勢を保つ」ことです。腸腰筋が適度に発達していると、骨盤をしっかりと立て、背骨が緩やかなS字カーブを描く姿勢を維持することができます。

さらには、腸腰筋が働くことにより、体の中の血の巡りがよくなり、代謝がアップするという点もポイント。冷えやすい下腹部周りの血流アップ効果が期待でき、女性の大きな悩みである冷え性にもアプローチできると考えられるのです。

「立つ」「歩く」などの日常の行為で腸腰筋は鍛えられる!

では、どうしたら「腸腰筋」を鍛えられるのでしょうか? じつは、特別な運動ではなく、普段の動作を意識するだけでOKなのです。

たとえば、「立つ」という行為そのものが、腸腰筋を使っている動作だといえます。といっても、ただぼんやりと立っているのではなく、肩甲骨を引き合わせるようにして、正しい姿勢を意識して立つ。これが重要です。

また、股関節の屈曲も腸腰筋が働いている動作のひとつなので、「歩く」こともトレーニングの一種だといえるでしょう。足を引き上げることを意識しながら、少し大きめの歩幅で歩くこと。

たったこれだけですが、腸腰筋をより効率よく使うことができるため、下半身痩せに効果的なのです。ぽっこりお腹の改善だけでなく、ヒップアップにも一役買ってくれるでしょう。

ほかには、自転車を漕ぐ動作も腸腰筋をしっかりと働かせることができます。車や電車ばかりではなく、徒歩や自転車で移動することも、気軽に取り入れられる腸腰筋トレーニングですよ。

特別な運動を毎日取り入れようとすると、どうしても億劫になってしまいがち。でも、立ったり歩いたりという、毎日誰もがおこなう動作を少し意識して変えることで、スッキリ下腹も夢じゃありません! 

薄着の季節に向けて、今日から腸腰筋トレーニングを始めませんか?

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