日本酒が美容によいってご存知ですか？日本酒風呂や日本酒パックなど、美意識の高い人ははじめている日本酒美容。
最近では、日本酒は「飲む温泉」と言われる程、身体のためにも寒い冬にぴったりのお酒なのです。
そんな日本酒、具体的にはどのような美容効果があるのかをきちんと知って、あなたもぜひに日本酒美容、取りいれてみてください！
日本酒を飲むのに、罪悪感もなくなり（？）、さらにハッピーな気持ちで日本酒を楽しめるようになりますよ。
Contents
日本酒の美容効果：美白
美白に効果があるとされているのは以下の成分です。
- コウジ酸
- フルーツ酸
- αＧＧ
- フェルラ酸
【コウジ酸】
まず「コウジ酸」。最近では化粧品会社も注目している、美白効果のある成分です。
「メラニン」という言葉を聞いたことはあると思いますが、メラニンはほくろやシミの原因物質です。コウジ酸には、なんと、そのメラニンの生成を抑制する働きがあります。
また、「糖化」という言葉も耳にしませんか？近年では「抗糖化」のための美容も流行ってきています。肌の糖化が進むと「黄ぐすみ」が起こってきます。
黄ぐすみは、年齢とともに肌が黄ばんできてしまう現象ですが、コウジ酸はこの黄ばみを改善する働きを持っています。
【フルーツ酸】
「フルーツ酸」は、ピーリングに使われる成分で、古くなった角質をはがし、除去することによって肌の再生を促進してくれます。
日本酒には、微量ですが、フルーツ酸が入っているため、肌細胞の代謝を促し、くすみを予防することができます。
【αGG】
「αGG」は、あまり聞きなれませんが、白鹿という日本酒メーカーが発見した機能性新素材です。
αGGは、清酒や味噌などの古くから食されてきた伝統的な発酵食品に含まれており、ヒアルロン酸とコラーゲンを作り出す酵素の働きを高める効果を持っています。
ヒアルロン酸とコラーゲンが生まれれば、肌に弾力が生まれ、若々しい肌を取り戻せます！
【フェルラ酸】
「フェルラ酸」もあまり聞きなれませんが、これポリフェノールの一種。抗酸化作用があるため、活性酸素を除去して酸化を防いでくれます。
一般的に、ものが酸化をすると「サビ」たり「黒ずん」だりしますよね。そのように、肌も酸化すると、シミやそばかす、くすみをつくる恐れがあり、シワやたるみの原因にもなります。
その他、フェルラ酸には、アルツハイマー病を予防する効果や、高血圧を予防する効果も見られています。
お肌を保湿して冬の乾燥も気にならない！
日本酒の発酵のために加えらえる「麹菌」や「酵母菌」。これによって、日本酒のコクを引き出す「アミノ酸」が作られます。アミノ酸は水分と結合しやすいため、肌の角質細胞に潤いを与える働きがあります。
アミノ酸は、他のアルコール飲料にも含まれますが、ビールやワインに比べても、日本酒は圧倒的な量を誇ります。
冷え性の改善＆肩こりも治る！
「アデノシン」という成分を聞いたことはありますか？この成分には、血管を拡張させ、血液循環をよくする働きがあります。冷え性の改善にもオススメです。
また、嬉しいことに、血液循環が良くなるため、肩こりの解消も促します。肩こりを放置しておくと、血液循環が滞りによって、肌荒れやくすみなどの肌トラブルが起こる場合も！
飲まなくても効果あり！日本酒活用法
日本酒の効果は飲むだけではありません。飲み切れなかった日本酒があれば、他に活用する方法もあるのです。
【日本酒×入浴剤】
お風呂に入るとき、湯船にコップ2杯程度の日本酒を混ぜるだけ！日本酒は保湿成分が含まれるので、身体の保温効果が高まります。冷え性の方、おすすめです。
【日本酒×化粧水】
日本酒は保湿成分や美白成分が入っているので、化粧水にももってこい。ただし、肌の弱い人には刺激が強いので、必ず精製水で薄めて使いましょう。
また、そこに精油またはヒアルロン酸を数滴加えると、保湿力が高まります。顔のパックシートに含ませれば、日本酒パックも自作できます（その際は、アルコールを飛ばしてから使いましょう）。
【日本酒×調理酒】
一番簡単なのは、お料理に使うこと！
飲むのが苦手な方も、これなら問題なく取りいれられますね。日本酒に保湿成分があるように、肉などの水分も逃さないため、「焼いたら硬くなっちゃった～」というような失敗防止に最適です。
安い肉も、焼く前に日本酒に浸けておくと柔らかくなるという裏技も！ お子さんでも食べやすい肉になりますし、ぜひ活用ください。
日本酒には有効成分がたくさん！
日本酒や酒粕に含まれる有効成分は、なんと100種類以上！そのなかの成分が、上記のように美容や健康にいい作用を働いてくれます。これからは美容も楽しみながら、日本酒を楽しめそうですね。
