猛暑の夏にぴったりな和食メニュー、と聞いて真っ先に頭に思い浮かぶのが「冷や汁」ではないでしょうか。味噌を調味料とした冷や汁は、古くは鎌倉時代から存在していたといわれる歴史ある料理。冷や汁を食べる地域は全国にありますが、宮崎県の冷や汁は宮崎の名物料理にもなっていて有名ですよね。
もともとは、忙しい農家の方々が、夏の農作業中の合間に簡単に作れて、手早く食事をとれる料理として生まれたそうですが、今では夏バテにぴったりの健康食として知られるようになりました。今回はそんな冷や汁の簡単レシピをご紹介しましょう!
切って混ぜて冷やすだけで完成! 薬味が効いた「冷や汁」の作り方
材料(2人分)
- きゅうり 1本
- 木綿豆腐 お好みで
- みょうが 1本
- 青じそ 5枚
- ゴマ 大さじ4
- だしの素 5g
- みそ 大さじ2
- 水 300cc
作り方
(1) ゴマをすり鉢でする。
(2)大きめのボウルにだしの素、みそ、すり鉢ですったゴマを入れる。
(3)水を少しずつ加え、よく混ぜ合わせる。
(4)輪切りにしたきゅうり、手でちぎった豆腐を(3)に加える。
(5)冷蔵庫で30分冷やし、食べる直前に刻んだ青しそとみょうがを加えて完成!
ゴマは最初からすりゴマを使えば時短になります。ボリュームを出したいならお好みで干物の身、缶詰の魚などを加えるといいでしょう。
冷や汁の本来の作り方は
1、いりこや焼いてほぐした鯵などの魚をすりこぎでする
2、全体が混ざったらすり鉢に薄くのばして直火で軽く焦げ目をつけて焼く
3、冷やしただしをいれてのばし、きゅうりや豆腐、薬味などをいれる
となります。
冷や汁はごはんにかければ、食欲のない日でもするっとのどを通ります。暑い日は、火を使って料理するのがイヤなときがありますよね。こうした簡単レシピをうまく食卓にとりいれて、暑さを乗り切っていきましょう!