「愛している」よりも名前を呼ぼう!脱ママのススメ

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みなさんのご家庭では、夫婦それぞれのことをどんな風に呼び合っていますか? 

毎日の何気ない習慣が、実は夫婦の関係にも大きく影響しているようです。

奥さんのことを名前で呼ばない家庭の割合

あなたは奥さんのことを、なんて呼んでいますか?

大手広告代理店の調査によると、奥さんのことを「ママ」や「お母さん」「おい」など、名前以外の呼び方をしている人は64%で、ファーストネームやニックネームで呼んでいる人は36%なのだそう。

とは言え、新婚時ならいざ知らず、子供が生まれたあとに互いの呼び方が子供を中心にした形(パパ&ママ、お父さん&お母さんなど)に変わっていくのは自然な流れのような気もします。

そうこうしているうちに互いの名前を呼ぶことすら気恥ずかしくなってきて、子供が巣立ったあとも変わらずお父さん、お母さんと呼び続ける家庭が多いようです。現にうちの両親、義両親もそうです。

「愛している」よりも名前を呼ぼう!

そもそも人は名前で呼ばれることが好きで、心理学的には「愛している」や「きれいだね」などと言葉を掛けられるよりも、幼い頃から聞いてきた自分の名前を呼ばれたときに、いちばん気持ち良さを感じるのだそうです。

さらにアメリカのカリフォルニア大学の心理学者チャールズ・キング氏によると「下の名前を呼び合わないカップルは86%が5ヶ月以内に別れてしまう」という驚きの実験結果もでているのだとか。

ただし、これは既婚者を対象にした実験結果ではありませんし、日本とアメリカの文化的な違いもありますから、簡単に比較できるものではないと思われる方もいるでしょう。

名前を呼ぶと増える“絆ホルモン”

ではこちらの結果はどうでしょう。日本の大手化粧品メーカーの調査によると、普段、夫に名前で呼ばれることがないという既婚女性にファーストネームで呼びかける実験をしたところ、愛情を感じると増えるホルモンであるオキシトシンの値が全体で16%もアップしたのだそうです。

さらにこの物質は“絆ホルモン”とも呼ばれ、夫婦間の絆を深める作用のほか、ストレスを緩和し、血管拡張、血圧を下げるなどの健康効果もあるのだとか。

ちなみにオキシトシンはタッチやハグといった簡単なスキンシップでも増えるそう。日本人の私たちには少しハードルが高いですが、お互いを名前で呼びながらハグやタッチもしてみるなんていうのも、夫婦円満には効果的なのかもしれませんね。