帝王切開で出産した女性の中には、術後の傷痕の治りが悪かったり、ケロイド体質で傷痕が気になってしまうという方も少なくありません。
「帝王切開 傷痕」と検索をすると、「消したい」「薄くしたい」「治療できる?」といった質問や相談を見かけます。
編集部スタッフKも、帝王切開での出産を経験した1人。ケロイド体質ということもあり、想像より目立つ状態で傷痕が残ってしまいました。
見た目としても気になるところですが、産後もときどきズキズキ痛むことがあったり、ケロイド状態になったことで感じるつっぱりや痛みを和らげたいと思い、皮膚科を受診しました。
帝王切開の傷痕は治療できる
帝王切開後に、残ってしまった傷痕やケロイド状になってしまった状態を治療できるって知っていましたか?
傷痕には、赤くミミズ腫れのように盛り上がる「肥厚性瘢痕」と呼ばれるものと、それよりも炎症が強い「ケロイド」と呼ばれるものがあります。ケロイドは「ケロイド体質」の方がなりやすいのですが、最近では、傷痕も早期治療をすることで痕になりにくくなっているそうです。
編集部のKはケロイド体質だったために、横に15cmほどの傷口が約1cmほど盛り上がったミミズ腫れのような状態になっていました。
受診した皮膚科で薦められたのは、注射による治療です。ケロイドになってしまい盛り上がっている箇所にステロイドの注射を打つという治療です。
実はこの治療、なかなかの痛みを感じるものになります。麻酔テープを治療の数時間前に貼ってクリニックに行くのですが、それでも痛みは感じます。
盛り上がっている傷痕に数か所注射を打つ治療を、編集部Kは3回ほど通い、1cmほどのふくらみになっていた傷痕が平らな傷痕になりました。
注射の痛みに耐える価値はあります。傷口のことを気にしていなかったつもりでいましたが、平らになった傷痕を見たら、やはりケロイド状に盛り上がっていた傷痕は治療をすべき状態だったと感じました。
治療開始から傷痕が平らになるまでは、個人差がありますが数ヶ月から半年ほど。編集部Kは、1回の診察、治療で支払った金額は保険適用で1,000円程でした。
傷痕の状態によって、治療内容は変わります。傷痕が気になるけど、諦めていたという方は、一度皮膚科や形成外科の受診をおすすめします。
監修:渋谷スキンクリニック
吉田貴子院長
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