和食をもっと美味しく楽しく!本わさび専用のおろし板「鋼鮫(はがねざめ)」

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わさびは「サメ皮」でおろすものと言われますが、サメ皮のおろし板は、お手入れが大変そうな気がしませんか? かといって普通のおろし板では、わさび本来の風味を引き出すことができません。

そこでご紹介したいのが、お手入れが簡単なステンレス製の、わさび専用おろし板「鋼鮫(はがねさめ)」。わさびを知り尽くした、わさび専門店が開発した製品です。

この「鋼鮫」、おろしたわさびが美味しいことはもちろんですが、見た目がとてもユニークなのです。

わさびの本当の美味しさとは?

刺身や寿司、そばなどに、必ずといっていいほど添えられているわさび。ツンとした辛みと鼻に抜ける香りが、素材の味をぐっと引き立ててくれますね。

チューブタイプのわさびは便利ですが、その原料の多くは、「わさび大根」「西洋わさび」などと呼ばれる別の植物……。本わさびを食してみると、違いは歴然です。栽培に手間がかかるため、どうしても高価になってしまう本わさび。高級品だからこそ丁寧にすりおろして、本物の美味しさを味わいたいものです。

わさびの辛みのもとは、アリルからし油(アリルイソチオシアネート)という成分です。この辛み成分は、細かくすりおろして空気とふれることで、より多く出てくるのだとか。

同時に、ほのかな甘さと爽やかな香りが引き出され、わさびの本当の旨味を堪能できるのです。

専門店だからこそ見つけたおろし面のユニークなパターン

「鋼鮫」を開発したのは、わさびの産地として名高い静岡県・三島に本社を構える、株式会社山本食品。明治38年の創業から、わさび一筋の専門店です。高級食材であるわさびを、一般の家庭で、より美味しく食べてほしい。そんな願いが「鋼鮫」の開発のきっかけになりました。

ステンレス製のわさび専用おろし板はいろいろ販売されていますが、「鋼鮫」の最大の特徴は、おろし面のパターンです。なんと、平仮名でびっしりと並ぶ、「わさび」の文字! 

シャレで決めたわけではなく、わさびの最上の美味しさを引き出したのが、「わさび」という文字のデザインだったのです。ここに至るまで、数百種類の試作を重ね、最後にたどりついたのが「わさび」……。

笑ってしまうような話ですが、開発者自身が、「やはり、わさびにはわさびの文字なのか!」と驚いたという、大まじめなお話なのです。

画像出典:http://www.yamamotofoods.co.jp/

わさびをおろすときは、「優しく丸く」

本わさびを美味しくいただくには、すりおろし方にもコツがあります。大根と同じようなおろし方はNG! 円を描くように丸く、そして優しくすりおろしましょう。

「鋼鮫」は、縦横約75mmの正方形で、円を描くような動きに適しています。また、適度な弾力としなりのある厚さ1mmのステン板で、すりおろすときの余分な圧力を軽減。粘りがありながらもふんわりと、きめの細かいわさびができあがります。

「鋼鮫」の見た目の楽しさと、すりおろした本わさびの美味しさで、食卓がますます賑わいそうですね!

本わさび専用おろし板 鋼鮫(はがねざめ)(株式会社山本食品)
価格:4,320円(税込)

アイキャッチ画像出典:http://www.yamamotofoods.co.jp/