使わずに済むなら何よりですが、あれば安心できるのが、犯罪への備え。我が子には、防犯ブザーを持たせている……というママも多いのではないでしょうか?
今回ご紹介する「トレネ」も、そんな防犯グッズのひとつ。カフェなどでちょっと席を離れるとき、大切なパソコンや荷物を置き引きから守ってくれる、小さな見張り番です。
席を離れるたびに荷物を持ち歩く手間が不要に!
カフェに入ってちょっと休憩、もしくはカフェでひと仕事……。席を外すとき、お財布は持ち歩くかもしれませんが、手荷物をまとめて席を立つと、戻ってきたときにはもう席がない、なんてことも。かといってパソコンを置いていくとなると、持ち去られたり、大切なデータを見られてしまうこともあるかもしれない……。
「トレネ」は、そんな心配を解消してくれる見守りグッズです。パソコン以外にも、スーツケースやキャリーバッグなど、席を離れるたびに持ち歩くのが面倒な大きな荷物も、トレネがあれば安心。
使い方は、手持ちのスマートフォンとBluetoothで連携したトレネを、荷物の上にそっと置くだけ。スマートフォンを持って席を離れると、自動的に警戒モードになり、見守りを開始します。
荷物が動かされるなどしてトレネが振動を感じると、アラームで周囲にアピールするという仕組みです。
クラウドファンディングで集められた声を反映
「トレネ」を開発したのは、パイプ式ファイルやラベルライター「テプラ」など事務用品でおなじみの、株式会社キングジム。
開発には、ユーザーの声を集めるために、クラウドファンディングサービスが利用されました。2017年10月から翌年1月までの約4ヶ月間、フィードバックを参考に改良を重ね、2018年2月23日に発売開始となった製品です。目標の約10倍もの支援金を集めたというのですから、ユーザーの関心、期待の高さがうかがえますね。
スマートフォンとのペアリングや、見守りを開始する距離などは、アプリで設定することができます。
アラームを作動する振動の強さも、オフィスやコワーキングスペースのように静かな場所から、振動の多い電車などの乗りもの内まで、3段階から設定可能。さまざまな場所での「困った」という声を解消してくれる、頼もしい見張り番なのです。
画像出典:http://www.kingjim.co.jp/sp/trene/
「トレネ」にもできないことはある!
「トレネ」は防犯ブザーと同じく、犯罪抑止効果を狙った製品です。そのため、使用する場所・場面にも注意が必要です。
まず、周囲には、ほどほど人がいること。せっかくアラームでアピールしても、まったく人目がない場所では意味がありませんね。逆にあまりに騒がしい場所でも、アラームの効果が期待できません。
次に、Bluetooth通信が利用できる場所であること。病院内など「携帯電話の電源は切る」ことを求められる場所で利用できないのは、言うまでもありません。
また、他の電波や周囲の環境の影響で動作が不安定になることも。その場合は、アプリの設定を調整する必要があります。さらに、日本国内専用のため、海外での利用はできません。
このように、いくつか制限はありますが、ひとりで行動するときに “荷物を見張ってくれる” という安心感は大きなもの。「トレネ」は、国内旅行が好きなトラベラーやノマドワーカーにおすすめの、小さな可愛いパートナーです。
モニタリングアラーム「トレネ」(株式会社キングジム)
価格:6,800円(税別)
アイキャッチ画像出典:http://www.kingjim.co.jp/sp/trene/