2023年も残りわずか。新しく年を迎えるにあたって、「来年こそはダイエットに成功したい」「彼氏が欲しい」など抱負もでてくるでしょう。人によって想いはそれぞれですが、「いくつになっても綺麗でいたい」というのは女性の共通点ではないでしょうか。
今回は、編集部が注目する2023年の美容・健康のトレンドについてご紹介します。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
2023年の美容・健康のトレンドキーワード!
Contents
さまざまな肌トラブルに「レチノール」
2023年、SNSでもよく見かけたワードが「レチノール」ではないでしょうか。2017年にシワ改善成分として医薬部外品成分として認められた“レチノール”。大手はもとより各社様々なアイテムが発売され、今年はSNSでも大きな盛り上がりが見られました。
ただし、レチノールは肌にかゆみや赤みが出るA反応(レチノイド反応)がおこるなど、刺激も大きく、お肌に合わない方も多く、その上、成分としての扱いも難しく、配合されていたとしてもその効果が発揮できる状態で配合されているとは限らないそうで、効果も期待できますがデメリットも多い成分です。
そんな中、レチノールの人気と共に注目されるのが、次世代レチノールとも呼ばれる”バクチオール”。
バクチオールの特徴は、レチノールに非常によく似た効果を見込めること。植物由来でお肌に優しく、肌質を問わず朝から使えるのもそのよさの一つ。
お肌への働きかけは穏やかですが、抗酸化作用が高く、続ける毎にエイジングサインにアプローチできる、レチノールと比べても遜色ない成分。
バクチオールに他の成分を掛け合わせた複合成分で、より幅広い効果が期待できるもの出ているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
毛穴悩みを一掃「ビタミンC」(ビタミンC誘導体)
レチノールと共に、SNSで盛り上がりを見せたのが「ビタミンC」。
朝ビタ、夜レチの”レチビタ”で美肌を目指す人が続出した1年となりました。
ビタミンCといえば、美白効果だけでなく、コラーゲン産生作用や毛穴改善効果など、マルチにお肌にアプローチする成分。上手に取り入れることで、透明感のある毛穴レス肌へと導きます。
ただ、こちらもレチノールと同様、「刺激が強い」「酸化しやすい」「朝は使えないものも多い」「肌に浸透しにくい」などのデメリットも多くあるため、注意が必要です。
ビタミンC美容液を選ぶ際は、
〇肌への刺激がすくなく
〇酸化しにくい処方
〇保湿力が高く、浸透しやすい
など、ビタミンCの配合量だけでなく、その処方も確認して選びましょう。
医療の分野でも大注目、TVでも話題沸騰だった「エクソソーム」
テレビでも”医療大革命の鍵!“や”見た目年齢を左右する“などと紹介されたのが「エクソソーム」。
エクソソームは、医療の分野だけでなく、美容の分野でも注目となり、美容医療では“エクソソーム注射や点滴”も一躍脚光を浴び、同時にその危険性も露出しました。
しかし、エクソソームについては、次々と治験も示され、がん治療への応用や究極のアンチエイジング成分として、今後の動向にまだまだ注目が集まっています。
特に、美容業界では脂肪由来のヒト幹細胞培養液に比べ、約3倍のエクソソームを含む幹細胞成分として、「ヒトサイタイ血幹細胞培養液」が存在感を発揮。
ヒトサイタイ血幹細胞培養液は、エクソソームだけでなく、脂肪由来などの他のヒト幹細胞培養液には、ほぼ見られない若返り因子”GDF-11”が含まれることでも話題となりました。
GDF-11は、「Science」や「Cell」などの一流医学誌でも、老化プロセスを遅らせ、若返りの鍵となる革新的な物質として称賛されるほか、「GDF11が皮膚の細胞で加齢によるさまざまな変化を食い止める」という研究結果も、株式会社ポーラ・オルビスホールディングスより発表されました。
・美スト編集部も絶賛のヒトサイタイ血幹細胞順化培養液配合の美容液
「MUSUIバイタルセラムHCB」(美ST ONLINEより)
PREMIERTODAY編集部では、ヒトサイタイ血幹細胞培養液は、エクソソームやGDF-11というキーワードと共に、来年もさらに注目度の高い成分になると見込んでいます。!
再注目となった「リポソーム」コスメ!
大谷選手の広告で話題になったのがコスメデコルテのリポソーム美容液。リポソームといえば、ディオールのカプチュールを思う浮かべる方もいらっしゃいますよね。
1986年の初のリポソームコスメとしてカプチュールが誕生してから昨今に至るまで、リポソームテクノロジーもどんどん進化しています。リン脂質でできた膜を玉ねぎのように幾重にも重ねて、その層と層の間に有用成分を封入した多重層リポソームに対し、有用成分をたっぷりと入れ込んでお肌に届ける単層リポソーム、ビタミンCをリポソームに入れたビタミンCリポソームなど、各社しのぎを削っています。
ちなみに、ビタミンCリポソームと一言でいっても、色々な処方が採用されているのをご存じですか?
一般的にはリポソームの中にビタミンCを入れ、お肌に届けるというコンセプトは同じですが、
実は、単にリポソームのカプセルの中にビタミンCを入れ込んでいるものと、カプセルの外層となる脂質二重膜にビタミンCを複合化させ、表皮層深部の細胞膜にカプセルがとりつくことで、飛躍的にメラノソームに取り込まれる可能性を高め、ビタミンCの還元効果を高めたものまであるのです。
検討の際は、リポソームの特徴などもしっかり押さえておくのがよさそうですね。
タイパ傾向を受けた「睡眠美容」
2023年後半、台頭してきた美容アイテムが「スリーピングコスメ」。
スリーピングコスメとは、寝ている間にスキンケアができるフェイスパックやマスクのこと。
夜のスキンケアの最後に投入するだけで、睡眠中に美肌を育むことができると、近年のタイパの流れを受けブームの兆しがみられています。
でも、美容効果を最大限に狙うなら、睡眠中に分泌される”成長ホルモン”に注目してほしいと思うのが、PREMIERTODAY編集部。
成長ホルモンは、睡眠中に分泌される、若返りスイッチとも呼ばれるホルモン。この成長ホルモンこそが”アンチエイジング”の鍵なのです。
成長ホルモンのメリット (1)脂肪を減らす 成長ホルモン投与により除脂肪組織の増加を引き起こし、体脂肪、特に内臓脂肪を減少させることが 知られています。健常人に対して、成長ホルモンを投与したところ、除脂肪体重を2.1Kg増加させ、 体脂肪を10%減少させたとの報告があります。 (2)骨を丈夫にする 成長ホルモン投与により骨皮質の増加、骨形成の増加、骨吸収の減少を認め、骨密度が上昇することが 知られています。高齢者に成長ホルモンを48週間投与したところ、骨密度の有意な上昇を認め、 その効果は投与中止後1年後も持続していたとの報告があります。 (3)筋力アップ 成長ホルモンは筋肉の再構成に重要な役割を果たすことが知られています。 成長ホルモン投与により筋肉の断面積の増加を引き起こし、10%の筋力増強を認めたとの報告があります。 (4)肌艶を改善する 成長ホルモンの抗利尿作用により、腎臓での水分再吸収を促進する結果、体液量が増加し、 肌の色艶が改善したとの報告があります。 出展:老化を遅らせると注目の「成長ホルモン」7つのすごい期待効果【予防医療最前線】より
この他にも、成長ホルモンには、睡眠中に細胞を修復したり、体全体の疲労を回復させる働きがあります。つまり、睡眠中に成長ホルモンをしっかり分泌させることで、日中に受けたダメージから細胞を守り、また、新たに生まれる細胞を健康に保ち、免疫力を高めることができるのです。
最近では、成長ホルモンの分泌に着目したサプリメント(HGHサプリメント)なども多く出ています。
成長ホルモンの分泌と睡眠の質に着目したHGHサプリメント「リコプロ ワンケアゼリー」
関連記事:HGH(成長ホルモン)で睡眠美容!エイジングケアに必要なHGH分泌量を増やす方法
ぜひ、成長ホルモンを意識した”睡眠美容”を取り入れて、体の内側から健康で美しく。
いつものスキンケア効果も断然アップしますよ。
2023年美容キーワード振り返り。いかがでしたでしょうか。
医療の進歩と共に、様々な技術が化粧品にも応用され、ますますコスメも進化しています。
しっかりと成分を見極め、自分にあったものを賢く選んで美肌を目指してくださいね。