爪のセルフケア方法まとめ!甘皮処理で健康的な自爪を育てましょう

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ついついメイクやファッションに気を取られがちですが、実は意外と人目につきやすいのが手元です。

手爪の先端までケアが行き届いた指先は、女性らしい繊細な美しさを引き出して、醸し出す魅力をさらにアップさせるだけの効果があります。

ですが、単に装飾されていることのみが、女性らしい手元というわけではありません。家事やお仕事などの都合でネイルができない場合でも、整ったツヤのある素爪ならクリーンで好印象に!

そこでここでは、美しい爪を育てるための、基本のセルフネイルケア方法をご紹介します。

自爪の長さ・形を整える方法

まずは、自爪の長さ・形を整えていきましょう。

伸びた爪を短くする時に、爪切りを使ってはいませんか? 爪切りで爪を勢いよく切っていると、その衝撃の積み重ねで爪が割れやすくなったり、二枚爪になったりと弊害が出てしまう原因に。

そのため、爪の長さ・形を整える時は、「ネイルファイル(爪ヤスリ)」を使用することをおすすめします。

※ネイルファイルを使って爪を整えることを「ファイリング」と呼びます。

【エメリーボードとグリッド数】

ネイルファイルにはいくつか種類があります。自爪の長さ・形を整えるには「エメリーボード」と呼ばれるネイルファイルを使用しましょう。

ネイルケア
各ネイルファイルには、ファイルの粗さを数字で記した「グリッド」(単位表記:G)が表示されており、グリッドの数字が大きくなるほど「目が細かい」ことを示しています。

エメリーボードの場合、市販ではおよそ100~240Gまでありますが、セルフで自爪の長さ・形を整える際は180~200Gあたりのエメリーボードがおすすめです。

特に爪が薄い場合は、グリッド数が大きく目が細かいエメリーボードを使用したほうが、爪への負担が少なくなります。

【爪の形の代表例】

実際にエメリーボードで爪を整える前に、どのような爪の形にしたいか決めておきましょう。

①ラウンド型

ラウンド
爪の先端部分は緩やかにカーブし、サイドは真っ直ぐなラインを描く形。強度が高めで、清潔感あるナチュラルなイメージに仕上がります。爪の長さを短めに揃えておきたい方や、指先をよく使用する方におすすめです。

②オーバル(楕円)型

オーバル
ラウンド型よりも先端部分に丸みがあり、サイドにも丸みがある形。曲線が目立つため女性らしくソフトな印象になり、指先をほっそりと長く繊細に見せる効果もあります。

③スクエア型

スクエア
先端部分がまっすぐで、サイドはほぼ直角に整えられている形。先端部分に当たる衝撃の負荷が分散されるため強度が高く、割れにくいのが特徴的です。ただし、サイドの角は尖っているため、服などに引っ掛からないように注意が必要です。

④スクエアオフ型

スクエアオフ
スクエア型のサイドの角を少し丸く削った形。スクエア型と同じく強度があり、かつ曲線がプラスされたことでスクエア型よりもソフトな印象になります。

⑤ポイント型

ポイント
先端部分を細くとがらせた形。長さが必要、かつ細くなった先端部分が折れやすいのが特徴的です。大人っぽくスタイリッシュな雰囲気をアピールできます。

【ネイルファイリングの方法】

なりたい爪のイメージが決まったら、エメリーボードを使ってファイリングしましょう。以下では、基本となるラウンド型に仕上げる時のファイリング方法をベースにご紹介します。

※事前に爪をぬるま湯に10分ほど浸して、柔らかくしておきましょう。入浴後もおすすめです。

①爪の先端部分に、爪に対して45度の角度でエメリーボードを当てます。
②エメリーボードを「一方向」に動かして、好みの長さまで平らに削ります。
※エメリーボードを往復に動かすと爪に負担がかかり傷むため、避けましょう。
③両サイドにも①②と同様、エメリーボードを45度の角度で当て、一方向に動かして整えます。
④角の尖った部分に丸みを加えます。エメリーボードを45度の角度で当て、一方向に動かしてラウンドさせるようにします。

ネイルケア
上記は適度な丸みを帯びたラウンド型のため、爪に対して「45度」の角度でエメリーボードを当てます。さらに丸みを強調したいオーバル型の場合は、「30度」程度がおすすめです。

反対に、シャープな直線を活かしたいスクエア・スクエアオフ・ポイント型の場合は、爪に対してエメリーボードは「90度」の角度で当てるようにしましょう。

甘皮の処理・ケア方法

爪の形が整ったら、次は甘皮の処理をしましょう。

甘皮(別名「キューティクル」「爪上皮(そうじょうひ)」)とは、爪の根元部分にある半透明の薄皮のこと。爪表面にまで伸びている薄皮部分は、厳密には「ルースキューティクル(ルーズスキン)」ですが、一般的には甘皮とルースキューティクルを総称して「甘皮(キューティクル)」と呼びます。

甘皮は、爪を作り出す爪根元部分の「爪半月」を守り、爪の根元から細菌が入り込まないようにする役割があります。

ですが、適度に処理をせず伸ばしたままでいると、爪に行き渡るはずの水分を奪ってしまうため、爪の乾燥を招いてしまいます。その結果、「ささくれができやすい」「爪が割れやすい・二枚爪になりやすい」といった弊害が出てしまうのです。

そのため甘皮処理を定期的にしておくと、爪が健康的に育つようになり、小さな爪が大きくスッキリと見えるようにもなります。

ジェルネイルの場合なら、甘皮処理をきちんとするだけで密着度が高まってリフトしにくくなり、マニキュアと比べてさらに持ちが良くなるメリットが!

ただし、やり過ぎると爪の根元から細菌が入り込みやすくなるため、頻度は2週間に1回程度に抑えましょう。

【甘皮の処理方法】

①キューティクルリムーバー(なければハンドクリーム)を甘皮部分に塗ります。
②指先をぬるま湯に10分ほど浸して、爪と爪周辺の皮膚を柔らかくします。
③甘皮処理用のプッシャーやキューティクルスティック、もしくは綿棒を使い、クルクルと回すようにして根元の甘皮を優しく押し上げ、浮き上がってきた薄皮を絡めとるように取り去ります。
④ささくれがある場合は、キューティクルニッパーで根元からカットします。

ネイルケア
先述したように、甘皮は無理に取ると細菌感染による炎症を起こしてしまいます。強くこすったり引っ張ったりせずに、軽く浮き上がらせる程度にしましょう!

なお、甘皮処理をした後は、ネイルオイルやハンドクリームなどで爪・爪周辺部分を保湿してください。

いつでも美しい手元をキープするには、日ごろのネイルケアが肝心です。思わず自分でもうっとりするようなツヤのある自爪を目指して、セルフネイルケアに挑戦してみてくださいね。

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