これからの季節に旬を迎える野菜といえば、アスパラガス。鮮やかな緑色は、食卓に彩りを添えてくれます。
でも、「お店で出てくるようなシャキッと感が出せない」「いつも芯が残ったように固くなってしまう」とお悩みの方もいるのでは?
今回は、アスパラのおいしい茹で方・焼き方をご紹介します。
【基本のき1】下ごしらえ
アスパラガスは下の方が固いので、あらかじめ取り除いておくのがベター。
アスパラガスの根元と中央部分を両手で持ち、少し折り曲げます。そうすると、自然に硬い部分だけがポキっと折れます。
次に、根元部分5cm程度の皮をピーラーではぎます。これで、下処理は完了。
ただし、この状態で冷蔵庫に入れっぱなしにしておくと、しんなりと柔らかくなってしまいます。数日保存する場合には、ピーラーで根元部分5㎝のうち、1/3程度を皮むきします。
こうすることで、数日間冷蔵庫に入れておいても、しんなりしにくくなります。
「はかま」と呼ばれる三角形の皮のような部分は、そのままでもOKですが、気になるようであればピーラーで取り除いておきましょう。
【基本のき2】おいしい茹で方
アスパラガスを茹でるには、たっぷりのお湯で茹でる、電子レンジを使うなどの方法が一般的です。少量のお湯で蒸しながら茹でる方法をご紹介します。お湯を沸かす手間も短く、簡単にシャキッと感が出せます。
■手順
(1) 下処理をしたアスパラガスを2等分する(※フライパンに切らずに入る場合は、そのままでもOK)
(2) フライパンに水大さじ2を入れ、アスパラガスの下の方の部分を入れたら火にかける(切っていない場合はそのまま)。沸騰したら、弱火にして上の方も入れる。
(3) 塩ひとつまみをふりかけ、蓋をして1分中火で加熱する
(4) 1分後、水分がほとんどなくなったら完成!
そのまま食べてもアスパラの甘みが存分に味わえます。お好みで、マヨネーズやしょうゆなどで召し上がれ。
【基本のき3】おいしい焼き方
アスパラガスは焼いて食べてもとってもおいしい! ポイントは、ゆっくりじっくり焼くことです。
■手順
(1) 温めたフライパンにオリーブオイル大さじ1を入れて、下処理したアスパラガスを並べる
(2) 弱火でゆっくり焼いていく。たまにフライパンをゆすってアスパラガスを転がしながら、焦げすぎないように注意!
(3) 少ししんなりして適度な焦げ目がついたら完成!
黒コショウと粉チーズをふりかければ、絶品焼きアスパラガスメニューに!
アスパラガスにはアスパラギン酸というアミノ酸の一種が含まれていて、新陳代謝を促進、また疲労回復にもひと役買ってくれるといわれています。
そのほかにも、βカロテン、ビタミンAなど多くの栄養素を含む食材です。ぜひ、茹でて、焼いて、いろいろなお料理に活用してみてくださいね。