育児をしていると、子どもの「ダダをこねる」や「かんしゃくを起こす」などに悩むことがあります。
そんなママさん・パパさんの救世主となる、フランス発の育児書が日本で発売になりました。
16ヵ国以上で翻訳され、フランスでは25万部を突破した育児書のベストセラー「子どもの気持ちがわかる本」(イザベル・フィリオザ/著、アヌーク・デュボワ/イラスト、土居佳代子/訳)です。
「子どもの気持ちがわかる本」ってどんな本?
「子育て本の世界的ベストセラー」と呼ばれる「子どもの気持ちがわかる本」。
日本で大ヒット中の「最高の子育て」の著者、高橋孝雄先生(慶應義塾大学医学部 小児科主任教授、日本小児科学会会長)も絶賛する一冊です。
親から見た「子どもの困った行動」に対して、「子ども側の言い分」や「科学的な知見」などさまざまな視点から分析したうえで、ママやパパが対応する方法を示した育児書です。
忙しい育児中でも読みやすいかわいいイラスト付きで、子育て中によくある困った状況を解決するためのヒントをわかりやすく教えてくれます。
親にとっての「子どもの問題行動」には理由があった!
「ダダをこねる」「反抗する」「かんしゃくを起こす」「ルールを守らない」「ウソをつく」……
親の頭を悩ませる子どもの問題行動の数々。
ですがこれらは実は子どもにとって必要な発達過程で、自然な行動でもあるんです。
たとえば「椅子を揺すって遊ぶ」こと。
親にとっては「行儀が悪い」と思う行動ですが、子どもにとっては単なるいたずらなどではなく、
バランス感覚を司る内耳を刺激するために体が要求していることも。
このように、この本では最新の神経科学や実験心理学に基づき、子どもの行動の裏にある動機を分析する方法を提案してくれます。
「子どもの気持ちがわかる本」の具体的な内容は?
第1章では、「子育てって大変!」というタイトルのもと、
子どもが「親から見たいわゆる問題行動」を引き起こす原因は何なのか?を探っていきます。
最新の神経科学や実験心理学に基づき、子どもの行動の裏にある「動機」を分析する方法を教えてくれます。
緊張、興奮、過度の刺激、退屈、あるいは単に生理的な欲求など、
子どもの困った行動には様々な原因があることがわかるだけでも気が楽になりそうですね。
第2章以降では、子どもの年齢を「1歳から1歳半」「1歳半から2歳」「2歳から2歳半」…というように
5歳まで半年ごとに分け、その時期に多い子どもの反応について解説し、解決のヒントを導き出します。
例えば「イヤイヤ期」と題された章では、子どもの行動として「気に入らないと泣き叫ぶ」「反抗する」など、
ママさんやパパさんが手を焼く「いわゆる問題行動」についてイラスト入りで解説されています。
イラストを描いているアヌーク・デュボワ(Anouk Dubois)さんは子どもの行動心理の研究者で、教育者としての資格も持っているイラストレーター。
知育絵本を多数執筆していることもあり、内容とリンクしたオシャレなイラストもこの本の魅力です。
育児中の親御さんだけでなく子どもに関わるすべての人に読んでもらいたい一冊
この本を読むと、子どもの頭の中ではどんなことが起きているのかが、様々な場面で手に取るようにわかるようになります。
親が「問題行動だ」と思っていたことが、子どもにとって自然な行動だったとわかることで、育児に悩む親御さんの気持ちが軽くなるのもこの本のメリットのひとつです。
もちろん、子どもの対応に対する答えはひとつではありません。
「はじめに」に書いてあるように、この本がすべてではなく、育児中はたくさんの対応法や様々なシチュエーションがあります。
ですが、この本で子どもの心理や発達を理解することで、さまざまな場面に応用できるでしょう。
また、まずは子供の気持ちに寄り添い、同調して関係性を大切にすることが基本だと筆者は述べています。
育児に悩む前に、今まさに育児中の親御さんだけでなくプレママ・プレパパさん、子どもに関わる全ての人に読んでもらいたい一冊です。
「子どもの気持ちがわかる本 子どももママもハッピーになる子育て」
※画像をクリックでAmazon.co.jpの商品ページへ
著:イザベル・フィリオザ
出版社:かんき出版
定価:1,512円(税込)
画像出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000192.000011466.html
アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/