保水成分セラミドとは?セラミド化粧水で乾燥肌をうるおい満ちるツヤ肌に

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一目見てキレイと感じる肌は、うるおいが内側から満ちてみずみずしい印象ではないでしょうか。肌の美しさや若々しさの決め手となるポイントには、やはり「うるおい力」が欠かせません!

そして、この美肌の要「うるおい」を生み出すのが「セラミド」です。セラミド化粧水も今や人気で、美容に興味のある方ならスキンケアアイテムの成分として見聞きしたことはあるかもしれませんね。

ですが、実際にセラミドがどのような働きをする成分なのか実はよく知らない、という方は少なくありません。そこでここでは、キメの整った美しい素肌づくりに重要なセラミドに注目。

セラミドの性質・特徴やセラミド不足になる原因と対策などについてご説明します。

セラミドとは

セラミドとは、元々肌に存在する保水成分のこと。

肌は、上から「表皮」「真皮」が積み重なってできており、さらに表皮は上から「角層(角質層)」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4層に分かれています。

表皮と真皮の構造

わずか0.02mm程度の厚さの角層の中では、角質細胞がレンガのように何層にも積み重なってできています。そしてこれらの角質細胞同士のすきまを、レンガを繋ぎとめるセメントのように埋めているのが「細胞間脂質」という脂質です。

セラミドは、この細胞間脂質の50%以上を占める脂質を指し、脂質の層と水分子の層がミルフィーユ状に重なった「ラメラ構造」によって水分を挟んで繋ぎ止め、角層内に潤いを保持しているのです。

肌のラメラ構造

セラミドが不足すると肌に弊害が起きる?

では、細胞間脂質の主成分であるセラミドが不足すると、肌にはどのようなトラブルが起きるのでしょうか。

通常、肌表面には紫外線や乾燥などの外部刺激から肌を守り、肌内部の水分が蒸発しないよう「バリア機能」が働いています。

ダメージを受けた肌構造
水分・油分のバランスが取れた健康的な角層の場合、皮脂や汗から作られる皮脂膜と合わさってバリア機能が正常に働くため、外部刺激の侵入を防ぎながら肌内部のうるおいもキープ。みずみずしい健やかな肌(一般的に角層に20~30%の水分量)で過ごすことができます。

しかし、セラミドが不足すると水分を保てず、角質細胞の間を埋める水分が外部に流れてしまいます。同時にバリア機能も衰え、水分が蒸発しやすくなることで乾燥がますます進んでしまいます。

すると外部刺激が侵入しやすくなるため、肌内部にまで刺激が届いてトラブルが発生。肌の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーが乱れて肌がごわついたり、メラニン色素が発生しシミができたり、乾燥によるシワが増えてしまったりと、様々な肌の老化サインが現れやすくなるのです!

潤いのある肌とダメージ肌
保水成分であるセラミドが不足した肌は、外からどれだけ水分を与えても、角層内に水分をキープする力がないため乾燥スパイラルから抜け出すことはできません。

そのため、まずはセラミド不足を改善することが、うるおい美肌を取り戻すには重要と言えるのです。

セラミドが不足する原因

では、そもそもなぜセラミドが不足してしまうのでしょうか。その主な原因を見ていきましょう。

【原因1.加齢】

残念ながら加齢によってセラミドを生み出す力が低下するため、角層内のセラミド量は年とともに減少します。その減少量は、「50代は20代の約半分」とも言われるほど。

その理由は、女性ホルモン「エストロゲン」が関係しています。エストロゲンの分泌量は更年期以降、大幅に減少する傾向にあります。
エストロゲンの年齢による分泌量の変化
別名「美肌ホルモン」とも呼ばれるエストロゲンは、コラーゲンやヒアルロン酸の生成促進とともに、セラミドの合成にも関わるホルモンです。

そのため、年齢を重ねると自然とセラミドの量も減少し、乾燥しやすく外部刺激をうけやすい肌になってしまいます。

【原因2.ターンオーバーの乱れ】

ターンオーバーとは、表皮で起こる肌細胞の生まれ変わりサイクルのこと。

表皮の一番下の層でできた新しい肌細胞は、徐々に肌表面の角層(角質層)まで上がります。その細胞を「角質」と呼びます。

そして最終的に角質は、垢となって自然に剥がれ落ちます。このような「新しい肌細胞が角層まで上がり、垢となって剥がれ落ちる」までの一連の流れが「ターンオーバー」です。

ターンオーバーサイクル

ターンオーバーの周期は、一般的には約28日。ですが、加齢、ストレス、睡眠不足、栄養の偏り、血行不良、スキンケア不足などによって乱れてしまい、ターンオーバー周期が伸びることがあります。

ターンオーバーが乱れると、セラミドの合成も正常に行えなくなるため、セラミド量が減少する原因となるのです。

【原因3.誤ったスキンケア方法】

皮脂や毛穴汚れを取ろうとゴシゴシと強く洗顔したり、べたつきを気にして保湿・保水対策を怠ったりしていると、洗顔時に角層のセラミドが流れ、肌表面はべたつくが肌内部は乾燥しているインナードライ肌になっていることがあります。

このような誤ったスキンケア方法を続けていると、ターンオーバーが乱れる原因にもなり、セラミド量はどんどん減少してしまうのです。

セラミド不足の乾燥肌対策

保水成分セラミドが不足することでの乾燥やバリア機能の低下、それらによって起こるエイジングサインなど、肌へのダメージは計り知れません。

では、セラミド量を増やすには、どのような対策をすればよいのでしょうか。

実は、セラミドは外からでも補うことができるため、セラミド配合化粧水などのスキンケアアイテムを毎日の習慣として使うようにすることがセラミドを補給できる近道に!

なお、一般的にスキンケアに配合されるセラミドには、「植物性セラミド」「合成類似セラミド(擬似セラミド)」「ヒト型セラミド」があります。

【セラミドの種類3種】

「植物性セラミド」とは、米・大豆・とうもろこしなどの植物から採られたセラミドで、成分名には「コメヌカスフィンゴ糖物質」「植物性セラミド」などと表記されます。ヒト型セラミドと比較するとやや安価で、肌への浸透力は高くないでしょう。

「合成類似セラミド(擬似セラミド)」とは、石油原料から人工的に合成された成分であり、「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」などと表記されます。安価に合成できる反面、浸透力や保水効果はあまり期待できません。

最後の「ヒト型セラミド」は、人間の皮膚にあるセラミドに最も近い構造を持つ、主に酵母から作られたセラミドのこと。高価にはなりますが、人間の皮膚と親和性が一番高く、保水・保湿力、浸透力が高いと言われています。

ヒト型セラミドイメージ
ヒト型セラミドには複数種類あり、主に以下の様な種類と働きがあります。

・セラミドEOS(セラミド1)・・・バリア機能をサポートし、外部刺激から保護する。
・セラミドNS(セラミド2)・・・保水・保湿機能をサポートする。人間の肌にもっとも多く含まれている。
・セラミドNP(セラミド3)・・・保水・保湿機能をサポートする。乾燥ジワを軽減する。
・セラミドEOH(セラミド4)・・・角質の脂質バリア層を作り、バリア機能を高める。
・セラミドAP(セラミド5)・・・角質の脂質バリア層を作り、バリア機能を高める。

セラミドを効率的・効果的にスキンケアから取り入れるなら、できるだけヒト型セラミド配合アイテムを選び、また配合セラミドがどのような働きをするのか確認することをおすすめします。

また、セラミド以外にも、保水・保湿力に優れた美容成分が配合されているかも要チェック。セラミドと併せて肌に補うことで、うるおいをさらにプラスできると期待できます。

■保水・保湿成分例:ヒアルロン酸、プロテオグリカン、コラーゲン、グリセリルグルコシドなど

セラミド補給ができる高保湿化粧水

どれだけスキンケアをしても 肌のかさつき、うるおい不足が気になるのなら、保水力・浸透力が高く角層をうるおすヒト型セラミド配合のアイテムに替えてみてはいかがでしょうか。

おすすめは、ヒト型セラミド3種をはじめ、エイジングケア成分植物幹細胞エキスや高保湿成分プロテオグリカン、ヒアルロン酸、グリセリルグルコシドなど、多数の保湿美容成分配合の化粧水「リコプロフェイスケア インプルーヴ モイストローション リペアC」。

化粧水でありながら「お肌の調子が違う!」「乾燥しにくくなり、肌に潤いが!」「肌が整って、毛穴が気にならなくなった!」など、お肌の違いを実感している方も多いそう。

モイストローション リペアC

・商品名:リコプロフェイスケア インプルーヴ モイストローションリペアC
・価格:7,150円(税込)

人気の理由は、保湿成分や美肌成分が驚くほど詰まっている点。

モイストローション リペアC」に配合されているヒト型セラミドは、「セラミドNP」「セラミドNS」「セラミドAP」の3種類。

それぞれのセラミドには、保水・保湿機能をサポートしてバリア機能を高め、乾燥ジワを軽減する作用が期待できます。

また、保湿力がなんとヒアルロン酸の1.3倍もある高保湿成分「プロテオグリカン」は、抗酸化作用も期待でき、ターンオーバーの乱れを整えてサポート。

さらに、日本酒や乾燥が厳しい砂漠でも生き抜く植物に含まれる「グリセリルグルコシド」は、肌の水分量を増やし、バリア機能を高めたりシミの元を作りにくくしたりする作用が期待できると注目されている美容成分。

保湿力アップ)リコプロフェイスケア インプルーヴ モイストローション リペアCの主な成分
話題の「植物幹細胞エキス」が配合されている点も見逃せません。生命力あふれる植物の幹細胞を培養し抽出される植物幹細胞エキスには、外的ダメージで傷ついた細胞にアプローチするパワーや抗酸化効果が期待できます。

その他、紫外線などの外的刺激にアプローチする「サポナリアプミラカルス培養エキス」、抗酸化作用や自然修復作用で注目の「ビフィズス菌培養溶解質」、ハリを与える保湿型ビタミンC誘導体を内包した「ビタミンCリポソーム」まで高濃度配合。高機能美容成分が乾燥しがちなお肌の保水・保湿機能を向上させて、みずみずしいツヤ肌に導きます!

(肌力アップ)リコプロフェイスケア インプルーヴ モイストローション リペアCの主な成分

肌の保水力を高めてうるおいをキープできる素肌力を育てる「モイストローション リペアC」をスキンケアに取り入れて、肌トラブルを招くセラミド不足を上手にカバーしてみませんか?

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