妊娠中は身体にさまざまな変化が起こります。その中でもできれば避けたいのが、妊娠中期からお腹にできる「妊娠線」。
一度できてしまうと一生消えないとも言われているため、不安に感じているプレママさんも多いのではないでしょうか。
そこで、「妊娠線って一体どうしてできるの?」「妊娠線の予防法はあるの?」「予防ケアを始める時期は?」など、妊婦になると誰もが気になる妊娠線について詳しくご説明します!
Contents
妊娠線とは
妊娠中、赤ちゃんが大きくなるにつれてママのお腹も大きくなり、気づくと赤紫色の線が何本もできることがあります。
これがいわゆる「妊娠線」。「ストレッチマーク」「肉割れ」と呼ばれることもありますが、全て同じものを指し、正式には「線状皮膚委縮症(せんじょうひふいしゅくしょう)」「皮膚伸展線条(ひふしんてんせんじょう)」と言います。
妊娠線は、お腹が大きく膨らみだす妊娠5か月ごろにでき始めることが多く、初期は赤・赤紫色、その後白色~灰白色に変化しますが、出産後も完全に消えることはありません。
なお、太さや形状、本数、できやすいかどうかといった個人差があります。
妊娠線ができる原因
妊娠線ができる原因のひとつは、お腹が大きくなるにしたがって伸びる皮膚表面「表皮」の速度に、その下の「真皮」や「弾性線維」といった皮下組織の伸びがついていけず、断裂してしまうこと。
真皮には、表皮のようなターンオーバー(新陳代謝)機能がないため、一度傷ついてしまうと修復できません。そのため、できてしまった妊娠線は、出産後も完全には消すことができないのです。
もうひとつの原因は、妊娠中に分泌量が増えるステロイドホルモン「グルココルチコイド」(糖質コルチコイド)の影響。このホルモンには抗ストレス作用があるため、分泌量を増やすことで、ストレスのかかる分娩に向かって準備をしています。
ですがグルココルチコイドには、肌のハリ・弾力を支えるコラーゲンの生成を抑制する働きがあるため、妊娠中は肌の弾力が減少し、妊娠線が生じやすくなる面もあるのです。
妊娠線ができやすい部位
妊娠線と聞くと、お腹だけにできるイメージが先行しがちです。
ですが実は、胸、二の腕、お尻、太もも、足の付け根、脇の下といった、脂肪がつきやすい部位には妊娠線ができるため、お腹と併せて予防ケアを忘れないようにしましょう。
妊娠線ができやすい条件
妊娠中は誰でもできやすくなる妊娠線。ですが、特に妊娠線ができやすいと言われる条件があるため、以下に挙げます。
- 乾燥肌・・・皮膚の柔軟性・弾力性が低く伸びにくいため
- 経産婦(すでに出産経験のある方)・・・初産よりもお腹が速く膨らむことで、皮膚の伸びが追いつかないため
- 高齢出産・・・皮膚の柔軟性・弾力性が低く伸びにくいため
- 多胎妊娠(双子以上の妊娠)・・・複数の赤ちゃんがお腹にいることで、単胎妊娠よりもお腹が大きく膨らみ、皮膚が引っ張られやすく伸びが追いつかないため
- 小柄・細身の方・・・元々肌の面積が少ないことから、お腹の膨らみに皮膚が引っ張られやすく伸びが追いつかないため
- 皮下脂肪が多い方・・・皮下脂肪は横方向の弾力性が低く伸びにくいため
- 急激な体重増加をした時・・・皮膚が引っ張られやすく伸びが追いつかないため
妊娠線予防対策のポイントとケアを始める時期
以上の妊娠線ができやすい条件を見比べると、妊娠線をできにくくするには次のような対策が必要と言えます。
・体重管理を行い、急激な体重増加をなるべく防ぐ
・スキンケアとマッサージで、肌の保湿力と柔軟性を高める
まず気をつけたいのが、急激に体重を増やしてしまうことです。つわりが終わって安定期に入り、食欲が増してきた頃は一気に体重が増えてしまいがち!
安産のためだけではなく、皮膚の伸びを緩やかにするためにも体重コントロールは大切です。
また、乾燥していると皮膚が伸びにくくなり、妊娠線もできやすくなると言われています。そのため、こまめな保湿も重要なポイント。加えて、肌にかゆみを感じたら妊娠線ができはじめるサインとも!
妊娠線が一番できやすい時期は妊娠8か月頃ですが、その時点でケアを始めてもあまり予防効果は見込めません。
少しでも妊娠線を予防するには遅くても妊娠中期の5か月頃、できれば妊娠初期の時点から始めることをおすすめします。
妊娠線予防マッサージ方法
妊娠中の肌はいつも以上にデリケートです。マッサージをする時は、こすらず優しく、お腹の赤ちゃんとコミュニケーションを取るような気持ちで行ってみてください。
ただし、妊娠線の出やすさや予防対策の有効性については、人それぞれ肌質・体質が異なるため、一括りにはできません。
ある人には有効な方法でも自分には合わないというケースや、「十分にケアしていたつもりなのに妊娠線ができてしまった」ということもあります。
あまり深刻にとらえ過ぎず、妊娠期間中の繊細な肌を心地よくケアしてあげるイメージでリラックスして取り組みましょう!
【妊娠線予防マッサージ方法】
①手の平にマッサージオイルやクリームを取り、人肌に温めます。
②おへそを中心に、オイル・クリームをお腹全体に右回りに優しく広げてなじませます。
③お腹の下部から上部に向かって、オイル・クリームを優しくなじませます。
④そけい部(足の付け根部分)に、オイル・クリームを優しくなじませます。
⑤お尻・太もも・脇の下・バストなど、脂肪が増えやすい部位にもオイル・クリームを優しくなじませます。
産前産後もずっと使えるおすすめボディ用美容液!
妊娠線予防のためのクリームやオイルは数多くありますが、出産前までに使い切れないことも。それではちょっともったいないですよね。
そこでおすすめしたいのが、医師と美容のプロフェッショナルチームが開発している、美しい理想のフォルムを実現するサロン専用ブランド「FORMA(フォルマ)」のボディ用美容液「フォルマ ボディスフィアセラム 」。
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