育児休暇を取得するパパが増える中、実際に育児休暇を取得したパパのリアルな声を聞く機会はなかなかありません。
今、妊娠中の奥さまを持つ男性は、「僕も取ったほうがいいのだろうか……」、「取ったところで何をするんだろう」、「まず、育休ってなんだ!」という想いを持っているかもしれません。
そこで今回は、話題の著書と一緒に、育休のリアルについてご紹介します。
電通コピーライターが驚愕した「男の育休」のリアル
大手広告代理店の電通で、コピーライターとして勤務する本書の著者、魚返洋平(うがえり・ようへい)氏。
第1子の誕生を機に、6カ月間の育休を取りました。魚返さんが育休直前に考えた1日のスケジュール予想は、以下のようなものでした。
画像出典:http://www.daiwashobo.co.jp/
※コケコ、は酉年生まれの著者の娘さんのこと
世間一般に言われる「授乳は3時間おき」という話を聞けば、上の図のように授乳を20~30分して、約3時間休んで、また授乳と思いがち。
上の円グラフでいえば「●」などの部分だけ何かしらのお世話が発生する、というイメージだったそうです。
これ、育児を経験した人や、今まさに育児中の人が見たら、「そんなわけない!」「甘い、甘すぎるっ!!」と、お叱りを受けそうな内容。でも、実際の育児を経験していないときの想像では、育児とはこのようなイメージなのかもしれません。
しかし、実際に生後1か月の赤ちゃんと過ごしたリアルな1日のタイムスケジュールは以下のようになりました。
画像出典:http://www.daiwashobo.co.jp/
生後1カ月前後の赤ちゃんの世話は、「授乳→オムツ→あやす」を絶え間なく続ける育児スパイラルです。
「●」の瞬間だけがお世話の時間だなんて、とんでもない! すべてのお世話はつながっています。
この間、自分の時間を作ったり、ぐっすりと睡眠をとるなどという時間を持つことはほぼ不可能。この本の元となった魚返さんのコラムには、「育休は、『長い有給休暇』なんかじゃ全然なかった。」という内容の文章がありますが、まさにその通り。
育休という名の休暇だと思ったら大間違いなんです。
男性が育休を取得してくれると、必然的に育児の大変さを共有することができますね。
男性が育休を取る前に読んでおきたい本
政府は男性の育休取得率を「2020年までに13%」という目標を掲げていますが、男性の育休取得者はまだまだ少ないのが現状です。
興味があったとしても、育休制度の利用の仕方、先々のキャリアへの不安、お金の心配などわからないことがたくさん。この本では著者の経験を通して素朴な疑問や漠然とした不安にわかりやすく答えてくれます。
「夫婦で子育てしながら働く」とはどういうことか
また、この本には著者の育休取得前・育休中・職場復帰についてだけではなく、著者の妻も時短勤務で職場復帰して共働きの状態になった後までのことが書いてあります。
そして、赤ちゃんのお世話だけではなく、その後も続く育児のこと、壮絶な保活について、「パパ友」についても触れてあります。
男性が育休を取るとは、どういうことか?夫婦共働きで育児をするとは、どういうことか?
現代で子育てをする夫婦が一度はぶつかる問題を余すことなく伝える一冊でもあります。
画像出典:https://www.amazon.co.jp/
商品名:「男コピーライター、育休をとる」
価格:1,620円(税込)
育休について知りたい人だけではなく、これからパパになる人にもおすすめの一冊です。
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