ダイエットに挑戦する際、「食事を抜く」という方法を試したことがある方も多いのではないでしょうか。
特に「１食抜きダイエット」は、手軽に始められる方法として注目を集めています。しかし、このダイエット法にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。
本記事では、１食抜きダイエットの特徴と、それに伴うリスクについて詳しく解説します。
Contents
食抜きダイエットとは？
１食抜きダイエットとは、その名の通り、１日のうちの１食を完全に抜くダイエット方法です。このダイエット法は、一日の総カロリー摂取量を減らすことが目的で、すぐに痩せたい！という場合、手っ取り早く取り入れられ、すぐに効果も実感しやすいのですが、長く続けてしまうとデメリットも多く出てくる方法です。では、このダイエット方法にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
【メリット】
1.摂取カロリーを減らせる
１食抜くことで、自然と摂取カロリーが減少します。例えば、朝食を抜けば、200～500kcal程度をカットすることができます。これにより、無理なく摂取カロリーを減らし、体重減少を促進することが期待されます。
2.食習慣の見直し
１食抜くことで、自分の食生活を見直す機会が増えます。例えば、夕食を抜く場合、昼食や間食での栄養バランスを考える必要があり、自分の食習慣を改善するきっかけになることがあります。
3.胃腸の休息
定期的に１食を抜くことで、胃腸を休ませることができます。特に過食気味の方にとって、食事を抜くことは消化器官に休息を与えるチャンスとなり、消化不良や胃もたれの改善が期待できます。
「夕食抜きダイエット」は肥満に直結？
大幅に摂取カロリーを抑えたいからと、特に夕食を抜きがちな1食抜きダイエット。しかし、夕食前の体は1日の疲れが溜まって最もエネルギーを欲しているタイミング。ここで必要な栄養が摂取されないと、体が危機感を覚えて翌日の朝食で摂取したカロリーを大幅に蓄積したり、脂肪を燃焼しなくなったりする恐れも。
長期に渡り、食事を抜くダイエットを行ってしまうと、そのデメリットも大きいのです。
【デメリット】
1.栄養不足のリスク
食事を抜くことで、必要な栄養素が不足する可能性があります。例えば、女性にとって、鉄分やカルシウム不足は、貧血や骨粗しょう症のリスクを高め、キレイになるためのダイエットが、不健康な体をつくってしまうことになりかねないのです。
また、忘れてはいけない栄養素が“タンパク質”です。タンパク質は筋肉や臓器、皮膚などの体の主要な構成要素であり、ダイエット中にも欠かせない栄養素。ダイエット中に十分なタンパク質を摂取しないと、筋肉量が減少し、基礎代謝が低下してしまう可能性があります。これにより、痩せにくくなったり、リバウンドしやすくなったりと、せっかく、ダイエットのために摂取カロリーを落としても逆効果に。タンパク質を適切に摂ることは、ダイエット中においても非常に重要なのです。
2.バウンドの危険性
一時的に体重が減少しても、食事を元に戻すとリバウンドが起こりやすくなります。特に、食事を抜いた反動で過食してしまうと、ダイエット前よりも体重が増えてしまうことがあります。リバウンドを防ぐためには、無理なく続けられる食生活を維持することが重要です
3.基礎代謝の低下
食事を抜くことで、体はエネルギー不足を感じ、基礎代謝を低下させてエネルギーを節約しようとします。これにより、かえって痩せにくくなる可能性があります。特に筋肉量が減少すると、基礎代謝も低下し、長期的に見るとダイエット効果が薄れてしまうことが懸念されます。ここでも、筋肉を維持するために“タンパク質を”しっかり摂ることが大切になるのです。
夕食以外なら、1食抜いても大丈夫？
結論から言うと、朝食も昼食も、抜いてしまうとそれぞれにデメリットがあります。
朝食を抜いてしまうと、体の代謝が活発にならず、基礎代謝が低下してしまったり、体がエネルギー不足に陥り、午前中の集中力やパフォーマンスが低下しやすくなったりしてしまいます。
また、昼食を抜いた場合も、夕方から夜にかけて強い空腹感が生じ、甘いものを間食で摂取してしまったり、夕食で一気に食べ過ぎたりするリスクがあります。さらに、昼食を抜くと、血糖値が不安定になりやすく、低血糖や疲労感、イライラなどの症状が出ることがあります。これは午後の活動に悪影響を与え、全体的な健康にも悪影響を及ぼす可能性もあるのです。
忙しくてご飯を抜いてしまった時の対処法は？
長期でダイエットを考えるなら、本来なら決まった時刻に3食きっちり食べるのが理想。しかし、どうしても忙しくてご飯が食べられないってときもありますよね。
先述の通り、完全に食事をしないことは、かえって脂肪が蓄積する原因にもなります。スープなど軽いものを少量でもいいのでとにかくお腹へ入れるようにしましょう。
どうしても食べられなかったとしても、次の食事量を増やさず、いつも通りの量を心がけましょう。
栄養補助食品などを使うのも手。今は、味も栄養面も優れたダイエットスムージーなども出ているので、常に備えて置くのも一つです。
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不規則な食事は、かえって健康を害する恐れも。バランスを考えた食事をきちんととって、健康的な体を維持したいですね。
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