1月7日の朝に食べるとその年は無病息災で過ごせるといわれる七草がゆ。この習慣は、今なお続く日本の古き良き文化です。
一方、現代では、七草のような青野菜をお鍋の具材として使用した『草鍋』が密かなブーム。お鍋の良さに加え、普段なかなか摂る機会が少ない青野菜をふんだんに使用することで、「野菜がたくさん食べられる」「体が温まる」「ヘルシー」など女性を中心に大人気なんだとか。
新しいお鍋の形!草鍋に使われる具材は?
『草鍋』とは、白菜やねぎなどお鍋の定番野菜以外にも、今年大ブームとなったパクチーや七草がゆでおなじみのセリなどの香草を使った新しい感覚のお鍋です。日本料理店や和食店などでは、すでに草鍋をメニューとして提供しているところもあるなど、徐々にその知名度は広がっているよう。
ほかにも、わさび菜や真菜、からし菜、みぶ葉、大根菜など、お鍋の具材として登場することない青野菜をたっぷり使うのが草鍋の魅力です。
草鍋のおダシはなに風味?
それぞれの好みによって草鍋に使用するおダシは様々。昆布だしとポン酢でいただくベーシックな水炊きはもちろん、鶏だしや味噌味、しょうゆ味のちゃんこ風など、どんなおダシでも美味しくいただけるのが、草鍋のいいところです。
魚介類のおダシを使ってブイヤベース風の洋風鍋も美味しそうですよね。
七草がゆをアレンジして野菜嫌いでも美味しく!
七草がゆが苦手な人って実は多いんです。七草独特の青臭さが苦手な人や、野菜が苦手な子供にとっては少し食べづらい七草がゆ。
そのせいか、七草がゆを食べる習慣は、近年減少傾向のよう。しかし、草鍋の具材に七草をつかえば、七草がゆが苦手な人でも美味しくたっぷり食べられます。
お鍋を食べた後のダシに七草を入れ、雑炊を作ればアレンジ七草がゆにも!
こんなアレンジ方法なら、無病息災を願う七草がゆの習慣を今まで以上に楽しめそう。日本には素敵な習慣や文化が残っていますが、世界的に有名な和食に関する文化は、特に大切に継承していきたいものですよね。