座席指定制で必ず座れる電車!毎日のつらい通勤を快適に

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「毎日の通勤ラッシュも仕事のうち」「満員電車のおしくらまんじゅう状態は仕方のないこと」など、通勤は疲れるものと、あきらめてはいませんか。

最近、通勤で確実に座れる座席指定制の電車が登場して、話題になっています。新幹線やグリーン席でもない通勤電車で指定席が取れるなら、これほど嬉しいことはありません。

そこで今回は、つらい通勤を快適にしてしまう、必ず座れる通勤電車をご紹介します。

西武から広がる「座席指定制通勤電車」

JRや私鉄各社では数年前から通勤ラッシュを緩和するサービスの一環として、座席指定制の列車を導入してきましたが、追加料金が掛かること、席数そのものが不足しているといった理由で思うほど普及しないままでした。

しかし、2017年3月に、西武鉄道の「S-TRAIN(エストレイン)」が運行開始して、一気に流れが加速しています。関東の私鉄で導入または導入予定の座席指定制通勤電車には、次のようなものがあります。

西武鉄道「S-TRAIN(エストレイン)」

画像出典:https://www.seiburailway.jp/

東京メトロや東急、横浜高速鉄道との共同運行で座席指定制通勤電車を走らせたことで、有料座席指定列車の流れを大きく変えました。

平日は所沢から豊洲まで、土曜と休日には西武秩父から元町・中華街まで一気に駆け抜けます。座席指定料金は510円。通常運賃にほぼワンコインをプラスするだけで、行き先まで快適に座って通勤が可能です。2017年3月運行開始。

西武鉄道「S-TRAIN」

京浜急行電鉄(京急)「モーニング・ウィング号」

画像出典:http://www.keikyu.co.jp/

通勤ラッシュの激しい横浜から都内へ向かう、三浦海岸-品川・泉岳寺で導入されています。

朝の通勤時間帯と夜間の帰宅時間帯に走る座席指定列車です。座席指定料金は300円。Wing Passという定期券なら、5500円で1ヶ月間有効なのでお得です。2015年12月運行開始。

京急電鉄「モーニング・ウィング号、ウィング号」

京王電鉄「京王ライナー」

画像出典:https://www.keio.co.jp/

新宿から京王八王子または橋本までの区間で導入が予定の全席座席指定列車です。着席保証の座席はクロスシートで進行方向を向いているから乗り心地も抜群。主に夜間の帰宅時間帯に合わせて運行が予定されています。
座席指定料金は未定。2018年春に運行開始予定。

京王電鉄「京王ライナー」

座席指定通勤列車はもっと増える予感!

鉄道各社とも通勤客を取り込むためのサービス競争が激しくなっているため、今後も座席指定制の通勤電車を取り入れる鉄道は増えそうです。コーヒー1杯分、300円から500円ほどで朝や夜の通勤時間が楽に過ごせるなら、利用価値はとても大きいのではないでしょうか。

出社するだけで疲れて、帰宅時にも最寄駅まで立ちっぱなしになることを考えたら、通勤で座れるのは最高ですよね。余裕のある毎日を送るために、座席指定制の通勤電車を試してみませんか?