大根、かぶ、れんこんに里芋……。いろいろな根菜がありますが、なかでも食物繊維が豊富として知られるのが「ごぼう」です。
「きんぴらごぼう」などでお馴染みですが、それ以外のレシピとなると、あまり思い浮かばないという人も多いのではないでしょうか。
ごぼうには独特の風味や、しっかりとした歯ごたえがあります。主張の強いごぼうを、どんな食材と組み合わせるか、どんな味付けにするかで悩んでしまうこともあるかもしれません。そんなときは原点に戻り、ごぼうそのもののおいしさを楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回使うのは、調味料だけ! バターの風味を決め手にした、簡単レシピをご紹介しましょう。
香りが食欲をそそる「ごぼうの甘辛バター醤油焼き
【材料(1人分)】
- ごぼう 1本
- バター 大さじ1
- 片栗粉 少々
- 醤油 大さじ1
- 砂糖 大さじ1/2
- 酒 大さじ1
【作り方】
1、ごぼうの汚れを落としたら、4~5mm程度の幅にななめ切りにする。
2、水に5分程度さらす。
3、水気を切ったごぼうに、軽く片栗粉をまぶす。
4、バターを熱したフライパンに入れ、弱めの中火でいためる。
5、両面をこんがり色づく程度に焼き、ごぼうに火がとおったら調味料を加え、汁気がなくまるまで全体にからませる。
片栗粉をはたいているので、バター醤油がしっかりごぼうにからみ、おいしく仕上がります。ごぼうはアク抜きのために水にさらしますが、栄養素を損ないたくない人は水にさらさなくてもいいでしょう。
今回ご紹介したレシピは普段のおかずだけでなく、おつまみやお弁当などさまざまなシーンで活躍してくれるはずです。食物繊維が手軽に摂れるのに、炒めるだけというコツのいらない料理なので、常備菜として冷蔵庫にストックしておくのもいいですね。
きんぴらごぼう、煮物など決まったレシピにばかり登場しがちなごぼうも、調味料だけでバリエーションの広がりを感じることができるはず。
この機会にぜひ、挑戦してみてくださいね!