美容や健康のために、継続的な運動がいいとはわかっているけれど、なかなかできない…。そんな人におすすめなのが「お風呂ヨガ」です。
体温が上昇して汗をかきやすい入浴中なら、長時間運動を行わなくても、簡単に体をほぐすことができますよ。
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人気のホットヨガ。お風呂でも同じ効果が?
室温35℃〜39℃程度、湿度約60%の室内で行うホットヨガは、一般的なヨガよりも発汗や体の柔軟性を高めると言われています。そして、バスルームは、このホットヨガをするときの環境と非常に良く似ているといえます。
汗をかきにくく、冷え性に悩んでいる人、体が温まらず、運動の効果がなかなか得られない人は、入浴中に体をゆっくりと温めながら行うヨガにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
湯船の中でできるヨガのポーズ3つ
湯船の中で行える簡単なポーズを3つ、ご紹介します。
1.クラウンチャ・アーサナ
鷺(さぎ)のポーズとも呼ばれるクラウンチャ・アーサナ。足を伸ばすことで、腰回りやヒップなど下半身を中心とした血行を促します。
1 右ヒザを立てて座る
2 両手で右足の土踏まずをつかむ
3 右ヒザをゆっくりとのばしながら持ち上げて10秒キープ
4 右ヒザを曲げながらゆっくりとおろして元の位置に戻す
左足も同様に行う。ヒザを伸ばすときには、ゆっくりと息を吐きながら、顔の髙さまで持ち上げられるのがベストですが、難しい場合は、持ち上げられる範囲でOK。決して無理をしないことがポイントです。
2.ウシュトラ・アーサナ
らくだのポーズとも呼ばれるこのポーズは、全身をそらすことで、特に背中の引き締めやバストアップが期待できます。
1 足の指を立てて膝立ちする
2 腰をそらせて右手で右のかかと、左手で左のかかとを持つ
3 息をゆっくり吸いながらおなかを突き出す
4 息を吸いながらお腹を後ろに引く
5 3と4を数回繰り返す
おなかを突き出すときに息を吸い、引くときに吐きます。アゴは天井に向かって突き出すように上げるのがポイントです。
3. パリプールナ・ナヴァーサナ
体幹を鍛える、舟のポーズと呼ばれるもの。普段はバランスをとりにくい人も、湯船の中で行えば浮力が手伝って、楽に行うことができるのでおすすめです。
1 両ヒザを立てて座る
2 手でバランスをとり、両足をゆっくりとのばしながら上げて、V字バランスに。
3 姿勢をキープしながら、ゆっくりと2~3回呼吸をする
4 ヒザを曲げながら、足のつま先を床につける
5 2~4を繰り返す
V字バランスをするときには、しっかりと背筋を伸ばすことがポイントです。
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「炭酸」には、優れた血行促進効果があると言われ、入浴料としてお風呂で取り入れることで全身の代謝が上がりやすくなります。冷え性改善、血行不良によるむくみや疲労回復のサポートも期待できます。
さらに注目の成分は「エプソムソルト」。これは高純度の硫酸マグネシウムからできたミネラルの結晶で、保温効果と老廃物を排泄する効果に加え、最近では発汗・デトックス作用で高いスリミング効果があると注目されています。
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お風呂ヨガの注意点
湯温は38度前後、少しぬるめがベスト。リラックスしてヨガができます。
また、バランスのとりにくいポーズや立位のポーズは控え、座位など体が安定しやすいポーズがおすすめ。加えて、汗をかきやすくなるので、お風呂に入る前後は十分な水分補給を行うことも忘れないで。
注意点がひとつ。高温多湿の中での運動は、無理をしすぎると、逆効果となってしまいます。くれぐれも無理はせず、少しずつ、自分のペースで進めていくようにしましょう。
※今回紹介したヨガポーズは、湯船の中でやりやすいように簡略化しています。