女性が妊娠中に気分が落ちこんだりする現象を「マタニティブルー」というのは有名です。でも最近になってパパによる「パタニティブルー」が増えているのをご存知ですか?
マタニティブルーや産後うつなどママになることで引き起こされるトラブルは、実はパパになる男性側にも存在しているよう。パタニティブルーとはどんなものなのか、その症状と対策についてご紹介します。
パタニティブルーとは?
待望のわが子が誕生したのに、なんだか気分や体調が優れない……。そう感じている人はもしかしたらパタニティブルーに陥ってしまっているのかもしれません。
パタニティブルーにはどんな症状があるのでしょうか?
パタニティブルーになると眠れない、頭痛・肩こりがひどい、口がよく渇く、胃がいたむなど身体的な症状の他に 、「無気力」「プレッシャーを感じて辛い」「家に帰るのが怖い」など精神的な不安を強く感じるようになってしまうようです。
一般的にホルモンバランスが影響してマタニティブルーや産後うつに陥る女性と違い、男性は「子どもが産まれた」ことによる環境の変化が原因となっているようです。
子どもが生後半年程度まで続くとされているこのパタニティブルー、どのように乗り越えていけばいいのでしょうか?
パタニティブルーの解消法とは?
自分が「パタニティブルーに陥ってしまっている」と感じた場合、どうすればいいのでしょうか?
そんな時はまず「自分が辛い状態にある」ことをパートナーに知らせることから始めましょう。 「妻も育児で大変なのに、辛いなんて口に出せない……」という人もいるかもしれません。
でも家族にとって大切なのは「家族みんなが笑顔でいること」ではないでしょうか。その思いは妻であっても同じであるはず。 我慢せずに本当の気持ちを夫婦で話し合ってみることから始めましょう。
そのうえでどうすればいいのか、改善策を出し合ってみてはいかがでしょうか。 パタニティブルーにかかる男性は育児に対して積極的であったり真面目なケースが多いようです。
「関わっていかなければ」というプレッシャーに押しつぶされそうになっている場合は、男女平等を徹底しすぎずに、育児はある程度妻に任せてみるという方法もあります。もちろんその分、家事や料理など別の部分で妻のサポートをしていきます。
またお互いに1人になる時間の大切さを確認しあい、日ごろから思いやりをもって接する。子どもが産まれたことでこれから訪れるであろう「楽しみなこと」をあげてみる、などなど……。 おそらくパタニティブルーにかかっている男性は、パートナーに気持ちを打ち明けた時点でずいぶん楽になっているのではないでしょうか?
家族みんなが笑顔でいるためには、みんなで悩みや心配事を共有し、話し合っていくことがとても大切です。夫・妻という役割にとらわれすぎず、家族それぞれの幸せの形を探す作業から始めてみるといいのかもしれませんね。
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