妊娠中の眠気の原因と対策!どうしてこんなに眠いのかメカニズム紹介

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妊娠期間中の体調の変化のひとつとして知られる「眠気」。

なぜこんなにも眠くなるのか、そのメカニズムおよび対策についてまとめました。

とくに眠くなりやすいのは妊娠初期

妊娠中は、妊娠状態を維持させるためにプロゲステロンという女性ホルモンが分泌されます。とくに妊娠初期〜妊娠3カ月頃の間がもっとも大量に分泌される期間。このプロゲステロンは体温を高めるほか、眠気や倦怠感を引き起こす作用があります。

生理前に強い眠気や無気力感を感じる人もいるかと思いますが、これも生理周期の高温期にプロゲステロンが増加していることが原因。妊娠中も同じように、プロゲステロンが作用して眠気を感じさせているのです。

さらに、赤ちゃんが成長していくために通常よりも多くのエネルギーが必要となるため疲労を感じやすくなり、より強い眠気を感じるようになるのです。

この眠気は妊娠初期によく見られる症状のため、「眠りつわり」といわれることもあります。

妊娠中期や後期にも眠気が続く場合も

妊娠3カ月を過ぎた頃にはプロゲステロンの分泌も減少し始め、一般的には眠気が収まっていくといわれています。ですが症状には個人差があるため、妊娠中期や後期まで眠気が続く人も。

また、お腹が大きくなっていくことで日常の生活の中で疲労を感じやすくなるほか、お腹の重みで夜に十分な睡眠が得られず眠気を感じるケースもあります。

妊娠中の眠気の対策は?

妊娠中の眠気については、身体のメカニズム・妊娠のメカニズム上発生するものですので、避けて通ることはできません。少しでも寝られるのであれば、とにかく寝てしまうことです。

ほんの10分でも、体が楽になるはずです。可能であればベッドなどでしっかりと休息を取るようにしましょう。

仕事場など、寝られない状況でも、睡魔は襲ってきます。その場合は、自分にあった眠気解消法を見つけましょう。ガムを噛んだり洗面所で水で顔を洗ったり。

手を洗うだけでも眠気が解消するという人もいます。冷たいものを飲むと目が覚めるという人がいますが、妊娠中に体を冷やすのはあまりよくありません。あまりにもキンキンに冷えたものは避けるようにしましょう。

「たかが眠気」と考えて無理をしてしまう人がいますが、眠気は身体が、そしてお腹の赤ちゃんが必要としているから感じるものだと考えてください。とにかく無理をせずに、周囲の理解を得ながら元気な赤ちゃんを迎えましょう!

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