産後も良好なパートナーシップを保つには、産後クライシス回避を!

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ここ数年の間で、メディアで耳にするようになった「産後クライシス」という言葉。まもなく出産を向かえる夫婦にとっては、決して他人事ではありません。

どんなに仲が良い夫婦でも、産後をきっかけに亀裂が入る可能性はゼロではないとか。対策法は“ふたりの気持ちの持ちよう”です。

「産後クライシス」とは?

「産後クライシス」は、NHKの朝の情報番組が造った言葉。出産後に夫婦の関係が急速に悪化する現象のことを言います。

言葉として広まったのはごく最近ですが、じつは昔から、日本だけでなく世界各国で起こっていたことなのだとか。実は、日本だけのものであったり、現代ならではの現象ではないのです。

原因には諸説ありますが、産後の女性は精神的にとてもデリケート。ホルモンバランスや、慣れない育児、出産でダメージを受けた体…。ちょっとした夫の言動にイライラしたり、泣きたくなったり。そんな状況が続くことで、夫婦の信頼関係が崩れていくケースが多いようです。

産後クライシスを回避するコツ

パパが家事や育児をしないことが原因と思われがちな産後クライシスですが、たとえパパがどんなに献身的に家族のために動いても、産後クライシスは起こってしまうようです。女性は家事や育児において自分の負担が多いのは十分承知しています。

ですから、ただ単に「家事と育児を半分こ」で満足というわけではありません。もちろん、何もしないのは言語道断! 役割分担を明確にして、産後のママをしっかりサポートしてあげましょう。

産後クライシスを回避するためにパパが最も気を付けたいことは、産後のママの気持ちにできる限り寄り添うことです。そのためには、産後の女性の気持ちの揺れ動きや、体のしんどさを最大限理解することから始めましょう。インターネットや書籍で学ぶのもよし、職場の先輩ママや母に聞く話もよい情報源になります。

注意すべきは、そこで得た情報を自分の家庭にすべてあてはめないこと。一般論とママの気持ちがイコールとは限らないためです。「○○さんはこう言っていたけれど」「○○にこう書いてあったけれど」は禁句!最低限の知識を蓄えつつ、最終的に肝心なのは夫婦でしっかり気持ちを伝え合い、お互いを思いやる気持ちになります。

最強のチームになって心穏やかな子育てを

子どもが生まれてパパとママになるときはチームとしての絆が深まるタイミングでもあります。産後クライシスでチームプレーが崩壊するか、タッグを組んで最強のチームになれるかはあなた次第。良好な関係を築けますように!