美容のプロ注目の美肌成分「プロテオグリカン」の効果って?エイジングケアにおすすめの理由とは

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美容や健康に関するワードが次々と登場するなかで、ここ最近よく耳にするのが「プロテオグリカン」。

なんでも、これまでの美容成分とは違った、画期的な効果があるのだそうです。そこで、トータルセラピストとして活躍されている美容のプロ・新井陽子さんに、プロテオグリカンについて詳しく教えていただきました。

「プロテオグリカン」は、美と健康に不可欠なもの

―そもそも、プロテオグリカンとはどんな成分なのでしょうか。

「プロテオグリカンとは、糖タンパク質の一種です。もともと私たちの体の中の骨や血管、皮膚、細胞と細胞の間などにあり、さまざまな役割を担っています。

たとえば、軟骨の主成分として、関節の間のクッションのような役割を果たしてくれています。関節が潤滑に動き、スムーズに曲げたり伸ばしたりできるのは、プロテオグリカンのおかげです。また、皮膚の中にもあり、肌をふっくらとさせる効果もあるんですよ。」(新井さん)

―プロテオグリカンの保有量は、人によって差がありますか?

「もちろん個人差はありますが、基本的には加齢とともに減っていきます。プロテオグリカンの量が減っていくと、膝が痛くなったり、シワやたるみなどの肌トラブルに繋がったりしていきますので、意識的に摂取するといいでしょう。」(新井さん)

プロテオグリカンには「肌力をあげる」効果が!

―プロテオグリカンが、いま世間で注目されている理由はどこにあると思われますか?

「現在、コスメで使われているほとんどの成分は、期待できる効果が一つに絞られる場合が多いのですが、プロテオグリカンは多くの効果があるという点で、画期的な成分だといえます。

たとえば、肌にハリが欲しいとき、コラーゲン入りの商品を飲んだり塗ったりする方もいらっしゃると思うのですが、使い終わるとまた効果がなくなってしまうこともありますよね。

プロテオグリカンには、表皮の細胞を増やし、さらには線維芽細胞(せんいがさいぼう)という、コラーゲンやエラスチンなどを生み出す細胞も増やしてくれる効果があります。

つまり肌の細胞を元気にしてくれるのですが、そのため、何かひとつのトラブルに対応するのではなく、その人にとって足りない部分を補い、肌を土台からトラブル改善へと導いてくれるのです。ここが、これまでの成分と少し違う画期的な点だと思います。」(新井さん)

肌悩みを解決したいなら基礎化粧品から取ろう!

―具体的には、どのように摂取すると効果的ですか?

「サプリメントの場合は口からプロテオグリカンが入るので、優先順位が高いところ、たとえば、心臓や内臓など、生命を維持するのに必要な部分から届けられます。

そうなると、髪や肌に届くのは後回しになってしまいますよね。肌トラブルの改善を目的としている場合は、化粧品でダイレクトに肌からプロテオグリカンを摂った方が効果的です。

プロテオグリカン入りの基礎化粧品は、保水力が高く、保湿効果が抜群です。また、肌の新陳代謝アップや、細胞自体を増殖してくれることでターンオーバーの改善やくすみ、肌荒れにも効果があります。」(新井さん)

―食事からでも、プロテオグリカンはとれますか?

「はい。ただし、摂取できる量は微量になってしまうかもしれません。また、サプリメント同様、口から摂取すると肌に届くのは遅くなってしまうので、肌への効果を目的とするのであれば、外側から基礎化粧品でプロテオグリカンを補うことが一番です。」(新井さん)

ちなみに、いろいろなメーカーからプロテオグリカンを含む基礎化粧品が発売されていますが、アイテムごとに違ったメーカーのものを使うよりも、同じシリーズをライン使いする方がより効果的とのこと。

各アイテムが相性良くつくられているので、重ねて使うことでより浸透力が高まり、肌が整う様子が実感できるのだそうです。注目のプロテオグリカン、肌トラブルに悩む女性の救世主といえそうです。

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