ジメジメと湿度の高い梅雨時は、汗や皮脂によるベタつきやテカリが気になって過ごしにくいシーズン。
また、メイク崩れから毛穴の開き、さらにはニキビや吹き出物、かゆみなどの肌荒れまで起こりやすく、肌の調子が下降しやすい時期でもあります。
そこでここでは、なぜ梅雨の時期には肌荒れしやすいのか、その原因と梅雨時のスキンケアのポイントについてご説明します。
Contents
梅雨時に肌荒れトラブルが起こりやすい原因
まずは、そもそもなぜ梅雨になると肌荒れトラブルが起こりやすくなるのでしょうか。その主な原因について見ていきましょう。
【汗・皮脂量の増加】
肌にとって理想的な湿度は、約60~65%と言われています。
ですが気象庁のデータによると、2022年の「東京 相対湿度の月平均値(%)」は、1月が52%、5月が75%、6月77%と、夏に向かうほどにどんどん高くなっています。※気象庁ホームページより
また、気温も春から夏へと上昇するため、梅雨時は湿度も気温も高い状態になります。
このように空気中の湿度が高いと汗が蒸発しにくいため、汗の気化熱による体内の熱の放散ができなくなり、体内に熱がこもりやすくなります。そのため、気温以上に暑さを感じやすくなることに。
すると皮脂の分泌量も増加。さらには汗が蒸発せずに肌表面にとどまるため、汗・皮脂が混ざり合って、過剰なベタつき・テカリを招いてしまうのです。
そのような肌の状態が続くと、肌表面には雑菌が増殖しやすくなります。また、皮脂量が増えると毛穴の開きが目立つようになり、さらには角栓が毛穴に詰まりやすくなるのです。
以上のような要因が重なり、ニキビや吹き出物、湿疹などの肌トラブルが起こりやすくなります。
【紫外線の強さ】
曇りや雨などお天気のすっきりしない梅雨時は、真夏と比べると日差しが弱いため、紫外線(UV)対策を怠りがちです。
ですが、紫外線は2月の時点でも10月とほほ同程度、6月になると真夏の8月と同程度にまで強くなっています。また、当然ながら紫外線は1年中地表に降り注いでおり、知らず知らずのうちに肌にダメージを与えています。
※出典:「日最大UVインデックス(解析値)の年間推移グラフ」(気象庁ホームページより)
そのため、汗や皮脂でベタつきやすいからと、日焼け止めクリームなどのUVカットアイテムを塗らないと、日焼けによるシミやそばかす、シワやたるみなどのエイジングサインを招くことに。
さらに、紫外線によって肌表面のバリア機能が壊されることで肌内部の水分が蒸発して乾燥したり、外部刺激が侵入しやすくなったり、ターンオーバーが乱れたりすることで、肌荒れトラブルが起きやすくなります。
※バリア機能とは:花粉やPM2.5、ほこり、紫外線などの外的刺激が肌の内部に入り込むことを防ぎ、同時に皮膚内部の水分が蒸発して乾燥することを防ぐ、肌表面のシャッターのような機能のこと。
【除湿による乾燥】
湿気が多く不快なため、室内ではエアコンや除湿機を活用することが多くなります。ですが、長時間除湿された環境にいると、肌に必要な潤いまでも取り去られて乾燥肌になるリスクがあります。
また、肌表面は汗や皮脂でベタつきやすい梅雨時は、スキンケアによる保湿も怠りがちに。(先述の紫外線ダメージも合わさって)肌内部は乾燥している「インナードライ肌(隠れ乾燥肌)」になり、肌トラブルを招きやすくなります。
【自律神経の乱れ】
梅雨時は気圧の変動によって自律神経が乱れやすく、特に低気圧の配置によって、副交感神経が優位に働きやすくなります。
副交感神経が優位になるとアレルギー症状が出やすくなるため、通常よりも肌が敏感になっており、肌荒れトラブルが起きやすくなります。
梅雨時に押さえておきたいスキンケアのポイント
梅雨の時期はいつも以上に肌トラブルが起こりやすい肌環境にあることを踏まえた上で、次に肌トラブルを防ぐためのスキンケアでの押さえておきたいポイントを見ていきましょう。
【クレンジング・洗顔でやさしく汚れをオフ】
肌表面の余分な汗や皮脂、汚れをそのままにしておくと、雑菌が繁殖しやすくなるため、クレンジングや洗顔で朝晩しっかりと汚れを落としましょう。
とはいえ、テカリやベタつきが気になるからとゴシゴシ肌をこすったり、強い洗浄力のある洗顔料を使ったり、一日に何度も洗顔したりすると、肌内部が乾燥してさらに過剰な皮脂分泌を招きます。
そのため、たとえば洗顔の場合なら、以下のような正しい方法でやさしく洗うようにしましょう。
①洗顔料でたっぷりの濃密な泡を作り、皮脂分泌が多いTゾーンから乗せていきます。その後、両頬・アゴに泡を乗せます。
②顔と手の平の間に泡のクッションを挟み、皮脂などを吸着させるイメージで軽くマッサージします。
③すすぎ残しはニキビなどの原因になるため、髪の生え際やフェイスラインまで、しっかりと洗い流すようにしましょう。
プラスのポイントとして、洗顔時には32~34度程度のぬるま湯を使用しましょう。皮脂は30度以上で溶け始ますが、あまり高い温度だと保湿に必要な皮脂まで溶けて洗い流されるからです。
【スキンケアは保湿重視】
湿度が高く紫外線量が多い梅雨時の肌は、様々な外的要因によってバリア機能が乱れて乾燥しがちに。そこで重要なのが、洗顔後のスキンケアによる保湿です。
というのも、テカリやベタつきを気にしてスキンケアをさっぱり系の化粧水だけで終わらせたり、十分に保湿クリームなどを塗布せずに放置したりしていると、肌内部はどんどん乾燥してしまうため。
すると、肌は水分不足を補おうと、さらに毛穴から余分な皮脂を過剰分泌することになり、さらにテカリ・ベタつきが進行する悪循環に陥ります。
そこで、洗顔後の清潔な肌に、ヒアルロン酸やプロテオグリカン、スクワラン、セラミドなどの保湿成分、その他の肌をサポートする美容成分が豊富に含まれたスキンケアアイテムをしっかりと塗布するようにしましょう。
■おすすめの高保湿ローション(化粧水)
・商品名:リコプロフェイスケア インプルーヴ モイストローションリペアC
・価格:7,150円(税込)
独自の理論の元に肌本来の力を引き出し、年齢や環境に負けない健やかな肌をつくる、美容のプロフェッショナル集団開発の高品質スキンケア化粧品ブランド「リコプロフェイスケア インプルーヴ(recopro face care IMPROVE)」。
同ラインの化粧水「モイストローション リペアC(化粧水)」は、エイジングケア成分植物幹細胞エキスのほか、高保湿成分のヒト型セラミド3種やプロテオグリカン、ヒアルロン酸、グリセリルグルコシドなど、多数の保湿美容成分配合。
配合されているそれぞれのセラミドには、保水・保湿機能をサポートしてバリア機能を高め、乾燥や乾燥ジワを軽減する作用が期待できます。
プロテオグリカンは、保湿力がなんとヒアルロン酸の1.3倍もある高保湿成分。ターンオーバーの乱れを整えてサポート!
さらに、乾燥が厳しい砂漠でも生き抜く植物に含まれる「グリセリルグルコシド」は、肌の水分量を増やし、バリア機能を整えたりシミの元を作りにくくしたりする作用が期待できます。
さらに、配合されている保湿型ビタミンC誘導体は、ビタミンCリポソームとしてカプセルに内包されているため刺激がなく、敏感になった肌でも使いやすくなっています。
そのため、使うほどに余分な皮脂分泌を抑えつつ、潤い満ちる透明美肌へ。
紫外線などの外的要因で乾燥しやすい梅雨時も、「モイストローション リペアC」で保水力を高めて素肌力を育てるケアをしましょう!
【日中は紫外線対策を忘れずに】
先述したように、紫外線は気候に関係なく一年中降り注いでいます。肌を健やかに育てるためには、梅雨時であっても紫外線対策を欠かさないようにしましょう。
たとえば、朝のスキンケア後には、日焼け止めクリームやUVカット効果のあるメイク下地をしっかりと塗布して、紫外線ダメージを防ぐのがおすすめ。
特に、保湿効果やエイジングケア効果が期待できる成分が配合されていれば、エアコンなどによる乾燥リスクも予防できるので、スキンケア感覚で忘れずに塗るようにしましょう。
■美容成分24種類配合の保湿・エイジングケアUVクリーム(日焼け止めクリーム)
・商品名:ドラマティック プロ EX (SPF40 PA+++)
・容量:30g
・価格:4,400円(税込)
光老化の原因となる紫外線やブルーライトをカットする、メイク下地としても使えるUVクリーム(日焼け止めクリーム)。
未来のシミ・シワとなる紫外線ダメージ予防だけではなく、美容液のようにリッチな24種の美容成分が一日中潤いを与えてスキンケア効果をキープします!
【配合美容成分例】
・特殊発酵美容成分「アンドラティア」※
・多機能美容成分「ナイアシンアミド」
・植物幹細胞エキス「リンゴ果実培養細胞エキス」
・肌のハリを司る「加水分解エラスチン」「加水分解コラーゲン」
・皮脂バランス・毛穴開きを整える「アカツメクサ花エキス」
・豊富な栄養素を持った「乳酸桿菌/ローヤルゼリー発酵液」※
・ターンオーバーをサポート「乳酸桿菌/セイヨウナシ果汁発酵液」※
※日本古来の発酵技術を使い、成分を増強
伸びが良くてべたつかず、白浮きしないので、メイク下地としても使えてツヤのある仕上がりを叶えます。
肌にうれしい無香料、無着色、無鉱物油。さらに、落ちやすい紫外線散乱剤不使用(酸化チタン・酸化亜鉛不使用)で汗・皮脂に強いのも高ポイント!
スキンケアの最後・メイクの最初に塗布するだけで一日中紫外線ダメージを予防しながら、肌にハリや潤いを与える美容成分が贅沢に詰まった注目のUVクリームです。
生活習慣にも気をつけましょう!
スキンケアで「やさしく汚れオフ」「保湿ケア」「紫外線対策」の3点を押さえながら、生活習慣にも気をつけましょう。
たとえば、エアコンなどで身体を冷やすと血行不良になり、肌のターンオーバーが乱れて肌トラブルの原因になります。そのため、カーディガンなどの羽織物を用意したり、できるだけ身体を温める飲み物・食べ物を取ったりすることをおすすめします。
また、自律神経の乱れを整えるためにも、早寝早起きをして体内時計を調整したり、ストレッチなどの軽い運動をしたり、入浴時は湯船に浸かって身体を芯から温めて、質の良い睡眠ができるようにしてみましょう。
梅雨時は肌がいつも以上に繊細になっていることを忘れずに、やさしく潤して嫌なジメジメシーズンを乗り切ってくださいね!
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