辛いつわりを緩和する食材って?妊娠時に試したい食材リスト

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つらくて苦しいつわり(悪阻)。早くこの時期が過ぎ去ってほしい! と願っている方は多いかもしれません。

一時的に、あるいは1日中吐き気を感じてしまう「吐きづわり」、お腹が減ると気持ち悪くなるので、食べ物をそばに置いておかなければならない「食べづわり」、ご飯が炊けたときや生ごみ、揚げ物の匂いで気持ち悪くなってしまう「においづわり」……。

つわりにはいくつかのタイプがあるようですが、共通しているのは「とにかくつらい!」ということ。今回は、こうしたつわりを少しでも緩和してくれる食材についてご紹介していきましょう。

コレなら食べられた!つわり中に「食べられた」「飲めた」ものは?

つわりの間は「口の中が気持ち悪い」状態の人が多く、それを解消させるために酸味があるものや冷たいもの、清涼感のあるものを好んで口にしていた、という方が多いようです。

具体的には喉ごしのいいゼリーやアイスクリーム、口の中がさっぱりするトマトやりんごといったもの。また、「ポテトはダメだけれど、じゃがいものスープなら飲めた」 という方も。

酸味のもっと強いカリカリ梅や、清涼感のあるラムネ菓子など、手軽につまめるものを常備していたという方も少なくないようです。

医学的に「つわりを軽減」してくれる食べ物って?

「つわり中でも食べられた」はありますが、医学的に「つわりを軽くしてくれる食材」はあるのでしょうか? 日本産科婦人科学会雑誌によると、つわりを軽減するものとして「ビタミンB6」の存在があげられています。

ビタミンB6は、水溶性ビタミンのひとつでタンパク質からエネルギーをつくることができ、皮膚や粘膜を健やかに保つ働きがあります。

ビタミンB6を多く含む食材はレバーやお肉、ニンニクなどが代表的ですが、つわりの時期はムリ!という方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのがバナナや玄米、抹茶などです。

ビタミンB6の豊富なこれらの食材は、「つわり中でも食べられた、飲めた」という声が多いそうです。

たとえばバナナは、一口大にカットしたものを凍らせて食べている方も。これなら手軽に調理できますし、アイス感覚で食べることができますね。

またお米が食べられるという方は、玄米に替えてみるとつわり緩和に有効かもしれません。また、ガムやアメがだめだったという人も、抹茶味のアメならなぜか食べられたという方も。

ただし、抹茶にはビタミンB6だけでなくカフェインが含まれているので、大量摂取はしないよう注意しましょう。

吐きづわりには「生姜」もオススメ

つわりの中でも最も多いとされる吐きづわりで苦しんでいる方は、「生姜」を食生活にとりいれてみるのがおすすめ。試しやすいのは、生姜を使ったお手製の「ジンジャーエール」です。

すりおろした生姜を炭酸水とあわせて飲むことでさっぱりとした風味になり、気分が良くなるという方も。

一般的に手づくりのジンジャーエールは、すりおろした生姜と水、砂糖、またはハチミツなどを煮たたせ、冷ましたものを炭酸水で割る場合が多いですが、面倒な方は、生の生姜のすりおろしを加えるだけでも大丈夫。

甘みが欲しい方はハチミツを加えたり、もともと甘みのあるサイダーと合わせるのも簡単です。またりんごジュースに炭酸水と生姜を合わせると、フルーツ感のあるさっぱりとした味わいに。つわり中でも味の変化を楽しむことができそうですね。

妊娠中のつわりは、とてもつらいですよね。もちろん人によって食べられる、食べられない食材は異なりますが「これを食べると楽になる」というものを知っておくことで、穏やかに過ごせる時間が増えるかもしれませんね。

※参考サイト:日本産科婦人科学会雑誌

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