花粉時期の肌荒れも花粉症!花粉症皮膚炎の原因とスキンケア対策

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毎年冬の空気の冷たさが和らぎ、春らしい日差しになり始めたと感じる頃になるとやってくるのが、花粉の季節。日本人の花粉症保有率は約30%と言われており、年々増加傾向にあります。

花粉症が当たり前のように広まっている昨今、アレルギー症状に毎年悩んでいる方はもちろんのこと、「鼻炎や目のかゆみといった、花粉症の症状になったことがない」という方でも起きやすいのが「肌荒れ」です。

花粉症の症状がない方の中には、春先の肌荒れと花粉が結びつかない方もいるかもしれません。しかし、実はその肌荒れは「花粉症皮膚炎」の可能性が!

そこでここでは、春先に起こりやすい花粉による肌荒れの原因と対策についてご紹介します。

肌のバリア機能とは

肌のバリア機能とは、花粉やPM2.5、ほこり、紫外線などの外的刺激が肌の内部に入り込むことを防ぎ、同時に皮膚内部の水分が蒸発して乾燥することを防ぐ、肌表面のシャッターのような機能のこと。
皮膚のバリア機能

では、どのようにしてバリア機能は肌表面で働いているのでしょうか。

肌は大きく分けて、上から「表皮(層)」「真皮(層)」「皮下組織」の3層が積み重なってできています。そしてさらに表皮層は、上から「角質層(角層)」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4層に分かれています。

厚さ0.02㎜程度の角層内には、角質細胞がまるでレンガのように積み重なり、角質細胞同士のあいだには、「細胞間脂質」がセメントのように埋まっています。

そしてこの細胞間脂質は、保水力の高いセラミドなどの脂質層と水分子層が重なったラメラ構造をしており、水分を挟んで繋ぎ止めて角層内に潤いを保持しているのです。

肌のラメラ構造

また、角層にはアミノ酸などでできている「天然保湿因子(NMF)」もあり、これらのバランスが整うことで角層はみずみずしく健やかな状態をキープできます。

そして角層のさらに上にあたる肌表面は、毛穴から分泌された皮脂や汗などでできた天然の保護クリーム「皮脂膜」で覆われています。

そのため、角層と皮脂膜になんらかのトラブルがなければ、外部刺激から肌を守りながら肌内部の乾燥を防ぐ「バリア機能」が正常に働くのです。

バリア機能と花粉症皮膚炎の関係

ですが、花粉症が起こる春先は、冬からの乾燥により、細胞間脂質内の水分量が減少し、角質細胞間に隙間ができやすくなります。

また、冬の乾燥によって皮脂膜を形成する皮脂や汗がうまく作られなくなると、皮脂膜は不安定な状態に。

その結果、角層や皮脂膜が担っているバリア機能までが、必然的に低下してしまいます。

そのようなバリア機能が衰えている肌に、アレルギーを引き起こす(=アレルゲン)花粉が付着すると、バリア機能が正常に働かないために肌の外側でシャットアウトできず、肌内部への侵入を許してしまう事に!

すると、異物である花粉を外へ追い出そうと身体が反応し(=アレルギー反応)、肌にはかゆみや湿疹・かぶれなどの炎症が現れてしまうのです。

さらに、花粉症の症状がある方の場合、鼻炎や目のかゆみによって、ティッシュで鼻をかんだり手で目をこすったりする機会が増えます。

ダメージを受けた肌構造
そうすると、すでにアレルギー反応が出やすくなっている上に、肌が乾燥や摩擦で弱ってしまうため、少しの刺激でも炎症が起きてしまうのです。

花粉による肌荒れ予防対策

では、どのようにすれば、花粉症皮膚炎を予防できるのでしょうか。

先述したように、花粉症皮膚炎になる根本原因は、「乾燥によるバリア機能の低下」です。また、花粉が侵入することで、アレルギー反応が起こるため、できる限り花粉を肌につけさせないことが予防には欠かせません。

【花粉による肌荒れ予防1.肌のバリア機能を守る】

花粉シーズン前の、肌が乾燥しやすい時期から保湿対策を徹底しましょう。また、角層に傷をつけたり過剰に刺激を与えたりしないように、「肌を育てる」意識で、潤いを与えるスキンケアを行ってください。

特に洗顔やクレンジングの場合、洗浄力が強すぎる成分では肌が乾燥し、肌本来のバリア機能が低下するため、余分な汚れのみを落として肌には優しい成分のアイテムを選ぶようにしましょう。

【花粉による肌荒れ予防2.花粉がつかないようにする】

原因となる花粉が肌に直接つかないように、マスク、メガネ、帽子、ストールなどを活用するようにしましょう。ストールやコートなど衣類は、花粉が付着しにくいように、表面が毛羽立っていない、さらりとした繊維を選ぶようするといいでしょう。

また、帰宅後はできるだけすぐに手洗い・洗顔を行い、可能ならシャワーで髪の毛に付着した花粉を洗い流すこともおすすめです。

肌荒れ後の対策

では、すでに肌荒れが気になっている場合は、どのような対策をとればよいのでしょうか。

日常的に自分自身で行える肌荒れ対策は、やはりスキンケアの見直しが重要です。低刺激性で保湿力を重視したスキンケアアイテムを、肌をこすらないように手のひらを使ってつけるようにしてください。

洗顔料の濃密な泡
たとえば洗顔時には、まず手を洗って清潔にした後に、顔を濡らして軽く花粉や汚れを落とします。その後で、洗顔料をたっぷりと泡立てて、顔の肌と手のひらの間に泡のクッションを挟み込み、泡を転がしながら汚れを泡で吸い取るようにして洗いましょう。

決してゴシゴシと、指で肌をこすらないようにするのがポイントです。

その後、ぬるま湯で丁寧にすすぎ残しがないように生え際やフェイスラインまでしっかりと洗い流し、清潔なタオルで水分を吸い取るように押さえて水分をふきとってください。

なお、洗顔・クレンジング時には、必ず32~34度程度のぬるま湯を使用しましょう。というのも皮脂は30度以上から溶け出すため、冷水では毛穴づまりなどの原因になる余分な皮脂が取れず、反対に熱すぎるお湯だと皮脂膜形成に必要な皮脂まで洗い流してしまうからです。

バリア機能が正常に働く健やかな肌作りには、洗顔やクレンジングといった「落とす」工程から始まっていると心がけましょう!

花粉に負けない肌づくり方法

ここからは、肌荒れ予防改善対策におすすめの高保湿スキンケアラインをご紹介します!

【目に見えないダメージ原因と奮闘するクレンジング】

「クレンジングはメイクを落とすだけ」と思っているのならもったいない! クレンジングも大切なスキンケアの時間です。

リコプロフェイスケア インプルーヴ クレンジングモイスト」なら、メイクを落とすだけではなく、贅沢なスキンケアのスタートを実現します。

クレンジングモイスト商品パッケージ

【クレンジング】
商品名:リコプロフェイスケア インプルーヴ クレンジングモイスト(150ml)

価格:6,050円(税込)

リコプロフェイスケア インプルーヴ クレンジングモイスト」は、花粉や大気汚染物質などによる肌への影響で乱れやすいバリア機能を整えて潤いを与える保湿成分を80%配合。外的刺激によるダメージに負けない肌づくりのサポートをします!

たとえば、「バラの女王」とも呼ばれるダマスクローズから抽出した植物幹細胞培養液エキス(ダマスクバラカルス培養液)は、様々な外的要因によって引き起こされる酸化や炎症から肌を守ってみずみずしさをプラス。

そのほか、キメと潤いある肌に導く甘草由来のグリチルリチン酸2K、肌の巡りを整えるインドナガコショウ果実エキス、肌を引き締めて毛穴にアプローチするアーチチョーク葉エキス、保湿力の高いプロテオグリカン配合。

しかも、高機能電解水を含むミルフィーユ状の層の中に汚れを取り込む「モイストミルフィーユ」処方を採用し、しっかりメイクを落としながらも、肌に潤いを残します!

肌に負担がかかる石油系界面活性剤や防腐剤、ポリマー、オイル、アルコールは不使用。肌へのダメージを軽減しているため、敏感肌の方はもちろん、花粉による肌ダメージを受けた方も安心して使えます。

一日の汚れを落としつつ、肌の巡りを整えるところからスキンケアは始まります。花粉の肌荒れ時期はもちろん、一年中健やかな肌で過ごすために今こそクレンジングを見直してみましょう!

【プッシュタイプで簡単!弾力ふわもこ泡で優しく洗顔】

普段からマスクやメガネをすることで花粉から肌を守ることも大切ですが、どうしても肌が出ている部分には花粉がついてしまいます。そんな時は、優しくていねいに花粉を落としましょう。

低刺激アミノ酸系洗顔フォームの「リコプロフェイスケア インプルーヴ クリーミーフォーム グロウ」は、キメ細かく弾力のある泡が特長!

敏感肌の方はもちろん、シーズンレスにダメージを受けた肌にも負担をかけずに優しく肌を洗い上げ、汚れをしっかりと落とします。

リコプロフェイスケア インプルーヴ クリーミーフォーム グロウ
【洗顔料】
リコプロフェイスケア インプルーヴ クリーミーフォーム グロウ(150g)

価格:6,050円(税込)

『きめ細かい濃密な泡なので、優しく撫でるだけで十分落ちる!』『弾力のある泡でとても気持ちが良い!』と、人気の洗顔フォーム。弾力のある泡の中には様々な美容成分が贅沢に凝縮!

たとえば、花粉によるダメージ肌にも嬉しい肌の保護&強化が期待できる植物幹細胞エキス(サポナリアプミラカルス培養液)が配合されています。

さらに、毛穴ケアに注目の美容成分「パナドキシン」と「グリシルグリシン」も配合され、気になる毛穴もすっきりなめらかに。その上、美肌づくりに欠かせない「ビタミンC誘導体」が、お肌を健やかに整えます。

洗い上がりは、しっとり潤い滑らかな気持ちのいい肌へ。クレンジング同様、高保湿成分「プロテオグリカン」配合で、つっぱらず心地のいい肌触りになります。

【うるおい満ちるツヤ肌へ!整えて守る高保湿クリーム】

肌バリア機能が低下している時は、「保湿が大切」ということは大前提! しかし、あまりにも保湿にこだわると、肌表面だけがべたつくことも……。

そこで、肌の内側から肌チカラを底上げし、保湿バランスを叶えてくれるのが、「リコプロフェイスケア インプルーヴ ディープクリーム リペアC」です!


【クリーム】
リコプロフェイスケア インプルーヴ ディープクリーム リペアC(30g)

価格:12,100円(税込)

とろけるようなテクスチャーで、もっちり潤い肌に導く高保湿クリーム。

こちらも、ヒアルロン酸の1.3倍の保水力と言われる「プロテオグリカン」を配合。肌の奥から潤いを実感できます。

さらには、紫外線など外的要因によるダメージにアプローチして、潤いある健やかな状態へと導く「3種の植物幹細胞エキス」を配合。

また、エイジングケア成分として「ビフィズス菌培養解質」や、シワ悩みをサポートする「ナイアシンアミド」、引き締め効果が期待できる「ペファタイト」、保湿型「ビタミンC誘導体」といった、単体でもうれしい高機能美容成分が贅沢に配合されています!

このように多方面から肌の奥まで働きかけてくれるから、表面だけではない真の美肌づくりを徹底的にサポート。どんな肌状態であっても、肌の美しき変化を実感できるディープクリームです。

不安定な季節だからこそ、頼れるアイテムを使うのがおすすめ!「リコプロフェイスケア インプルーヴ シリーズ」は、ライン使いをすることで不安定で繊細なお肌を優しくサポートしてくれますよ!

花粉症皮膚炎はバリア機能を整えてクリアに!

花粉症皮膚炎をはじめとした辛い肌荒れを予防・改善するには、乱れてしまったバリア機能を整えることが先決です。

こすらず優しく高保湿成分で潤いを与えて、弱った肌を健やかに育てていきましょう!

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