30代大人のアイシャドウの塗り方!目の形別アイメイクで品よく魅力アップを狙って

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20代の頃に覚えた「目を大きく可愛く見せる」アイメイクを、30代以降になっても続けていませんか。

慣れたメイクテクニックは安心感がありますが、客観的に見てみると、顔つきやファッションから目元だけが浮いている……、なんてことも! それでは、せっかくの大人の魅力が半減してしまっているかもしれません。

余裕のある大人の女性の風格をさらにクラスアップさせるには、年齢による肌や骨格の変化を上手に活かした大人メイクに変えていくのがおすすめです。

そこでここでは、30代以降の大人の女性にこそ試していただきたい、アイシャドウをメインにした大人のアイメイク方法をご紹介します。

アイシャドウを塗る範囲は?

アイシャドウはどこまで塗るのか疑問に思われている方は、意外と少なくありません。そこでまずは、上まぶたにアイシャドウを塗る範囲の基準となる「アイホール」を確認しましょう。

■アイホール:目頭から目尻の範囲内にある、眼球のふくらみからそのすぐ上にある骨のくぼみまで。

まぶたが厚く見た目だけでは分かりにくい場合は、指の腹で軽く上まぶたを触って、骨の位置を確認しましょう。

下まぶたにアイシャドウを塗る範囲の基準となる「涙袋」を確認しましょう。

■涙袋:下まぶたのすぐ下にある、目頭から目尻にかけての膨らんだ部分。

基本的には、以上のアイホールと涙袋にアイシャドウを塗ります。

大人のアイメイクは上品ヘルシーに

アイシャドウを塗る範囲は分かったけれど、それなら20代と同じアイメイクでもいいのでは? と思われた方もいるかもしれませんね。

ですが、30代以降の大人メイクでは、キラキラと光るラメたっぷりのアイシャドウを涙袋に入れると余計に目の下のシワが目立ってしまうなど、NGポイントがあるため要注意です!

大人の女性の目元は、くぼみやシワ・たるみが出やすくなっています。

そのため、一見万能性があり大人っぽい濃色ブラウンやグレートーンのカラーは、彫りの深さを超えてくぼみを強調し、ラメ感の強いアイシャドウはシワっぽさを強調してしまうリスクがあります。

肌の色との相性もありますが、大人っぽくも品よく健康的に若々しさをアピールするには、以下のようなアイシャドウカラーがおすすめです。

【大人女性におすすめのアイシャドウカラー例】

大人の目元におすすめのアイシャドウカラー例 

上まぶた用:(肌色よりも濃い)オレンジや赤みの入っている暖色系のソフトブラウン系
下まぶた用:パール感が控えめなベージュ系

また、目の形によってアイシャドウの入れ方を変えることで、より一層魅力的なまなざしに! そこで次に、目の形別におすすめの大人のアイメイク方法を見ていきましょう。

一重まぶた向け大人のアイメイク

一重まぶたの場合、目を開けた状態では、目のキワに細く入れたアイラインやアイシャドウは見えなくなってしまいます。そこで、目をぱっちりと大きく見せたいために、目周りにラインをガッツリと太く濃く引いてしまいがちに。

ですが、実は人から良く見られているのは、横顔やまばたきをしている瞬間の「目を閉じた状態」なのです。そのため、ラインを太く濃く引いていると、本人が思っている以上にラインだけが悪目立ちして、抜け感のない老けた印象になってしまいます。

目元を横から見たイメージ

また、目頭から目尻まで、上下にすき間なく濃いラインで囲むと、「ライン内が目」であることを主張するため、反対に目を小さく見せてしまう効果が!

そこで、一重まぶたの方には、次のようなアイメイクをおすすめします。

①ビューラーで、まつ毛を根元から毛先までカールさせます。
②アイホール全体に、クリームまたはリキッドのアイシャドウ下地を塗ります。
※脂肪の厚みが気になる場合は「寒色系の下地」を、くぼみがある場合は「パール系の下地」を仕込みましょう。

③上まぶた用のアイシャドウをチップに取ります。まぶたのキワから上方向に向かって塗り、上に行く程カラーが薄くなるようにグラデーションを作ります。

④「目頭から中央」「目尻から中央」に向かってチップ(または指の腹)でなじませます。

⑤目を開けてアイシャドウの色が見えるか確認します。特に「目頭」に色を乗せたいため、色が薄い場合は、目を開けた状態でアイシャドウを乗せ、再度上方向に伸ばして調整します。
※色を足した場合は、「目頭から中央」「目尻から中央」に向かって、再度チップ(または指の腹)でなじませます。
アイシャドウをなじませるイメージ
⑥涙袋に、下まぶた用のアイシャドウをチップで「目頭側2/3」に塗ります。
⑦(メインのアイシャドウカラーと同色系の)締め色のアイシャドウを細いチップに取り、上まぶたの目頭から目尻に向かって1~2mm幅で引きます。濃くなりすぎた場合は、上からチップでなじませます。
※目を開けた時に軽く陰影ラインが見えるかどうか確認しましょう。

⑧下まぶたの「目尻側1/3」にも、同じ締め色を塗ります。

目を開けた状態でも目を閉じた状態でもやりすぎ感なく柔らかさは残しつつ、目力のある上品な丸い目元が完成します。

奥二重まぶた向け大人のアイメイク

目頭側にまぶたの脂肪が重なる奥二重は、あえて目頭側に大きくアイシャドウを塗るのがポイントになります。

また、奥二重の方が目尻側の二重幅を埋めるように太く濃くラインを引くと、二重が見えなくなりシャープでキツイ印象になるため、二重幅はラインでつぶさないように注意しましょう。

①ビューラーで、まつ毛を根元から毛先までカールさせます。
②アイホール全体に、クリームまたはリキッドのアイシャドウ下地を塗ります。
※脂肪の厚みが気になる場合は「寒色系の下地」を、くぼみがある場合は「パール系の下地」を仕込みましょう。

③(メインのアイシャドウカラーと同系色の)薄めの色を、アイホールから眉下の骨の上まで、指の腹で塗ります。
④チップにアイシャドウカラーを取り、目頭に置きます。二重幅を越えた広い幅で、目頭から目尻まで塗ります。

⑤再度チップにアイシャドウカラーを取り、目尻から目頭まで塗ります。
⑥目を開けてアイシャドウの色が見えるか確認します。
⑦涙袋に、上まぶたと同じアイシャドウをチップで「目尻側2/3」に塗ります。

⑧(メインのアイシャドウカラーと同色系の)締め色のアイシャドウを細いチップに取り、上まぶたの目尻から2/3まで、まつ毛のキワに細く引きます。濃くなりすぎた場合は、上からチップでなじませます。
※目を開けた時に二重幅がつぶれていないかどうか確認しましょう。
※目尻から2mm程度ラインを伸ばし、自然な切れ長にするのもおすすめです。
奥二重まぶたのアイシャドウイメージ
目の縦幅が広くなり、派手すぎずに存在感のある女性らしい知的な目元が完成します。

二重まぶた向け大人のアイメイク

華やかになりやすい二重まぶたは、アイホール全体にアイシャドウカラーをベタ塗りすると、目元が目立ちすぎて若々しさが半減してしまうことがあります。また、甘さが際立ってファッションと合わなくなることも。

そのため、縦幅を作るのではなく目のキワを引き締めることで、女性らしさを残しつつ大人のシャープさを強調するようにしましょう。

①ビューラーで、まつ毛を根元から毛先までカールさせます。
②アイホール全体に、クリームまたはリキッドのアイシャドウ下地を塗ります。
※カラーがつくと派手になりやすいため、くすみを取る程度のノーカラーに近い色がおすすめです。

③上まぶた用のアイシャドウをチップに取ります。目頭から中央、目尻から中央へと、二重幅を少し越える範囲に塗ります。
※濃くなりすぎた場合は、上からチップでなじませます。

④涙袋に、上まぶたと同じアイシャドウをチップで目頭から目尻に塗ります。
⑤(メインのアイシャドウカラーと同色系の)締め色のアイシャドウを細いチップに取り、上まぶたの目頭から目尻まで、まつ毛のキワに細く引きます。
二重まぶたのアイシャドウイメージ
くすみは払拭しながら、上品さとクラス感漂う印象的な目元が完成します。

目元の印象が顔全体の印象を左右する!

マスクをすることが多い昨今、目元の印象は顔全体の印象を左右するほど重要です!
アイシャドウの塗り方
これまでアイメイクをアップデートできていなかった……、と心当たりがあるなら、ぜひ今日からすぐにアイシャドウの塗り方を変えてみてくださいね。

本来の目の形と年齢による目元の変化を活かした大人のアイメイクで、周りがハッとするヘルシー美人なまなざしを叶えましょう!

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