肌トラブルの中で、意外とお悩みの方が多いのが「小鼻の赤み」。メイクで赤みを隠そうとすると、コンシーラーが厚塗りになって余計目立つこともあり、なかなか対策が難しい肌問題ではないでしょうか。
ですが、「スキンケアをきちんとしているはずなのに、どうして小鼻が赤くなるの?」と長年お悩みの場合、スキンケアの方法自体や日常生活での習慣に、赤みダメージを与える原因があるのかもしれません。
そこでここでは、小鼻の赤みの主な原因と、セルフでできる小鼻の赤み対策をご紹介します。
小鼻の赤みの主な原因って?
小鼻の赤みが目立つ主な理由は、大きく2種類に分けられます。一つ目は、「毛細血管が肌から透けて見えている」、二つ目は「肌が炎症を起こしている」ためです。
また、これら2つの肌状態を引き起こす原因はひとつではなく、複数の要因が合わさって赤みを誘発している可能性があります。
そこでまずは、「毛細血管が透けて見えている」「肌が炎症を起こしている」、それぞれのケースの特徴と主な原因について見ていきましょう。
【毛細血管が透けて見えているケース】
肌表面の表皮層のさらに下にある真皮層には、毛細血管が張り巡らされています。
通常は目立つほど透けて見えることはほぼありませんが、たとえば生まれつき毛細血管が多い場合や、なんらかの要因によって毛細血管が拡張している場合などは、肌を通して透けて見えるため赤みとなるのです。
■毛細血管が透けて見える主な原因■
・生まれつき皮膚が薄い、肌の色素が薄い
・(加齢、誤ったスキンケアなどによって)後天的に皮膚が薄くなった
・寒暖差が激しい環境下にいる
【肌が炎症を起こしているケース】
加齢やストレス、生活習慣によるホルモンバランスの乱れなどの内的要因や、保湿不足や刺激の多い誤ったスキンケア方法など外的要因によって、肌本来のバリア機能が低下すると、肌は炎症を起こしやすくなります。
また肌内部が水分不足になり乾燥すると、肌はバリア機能を守ろうと、毛穴から皮脂を過剰分泌します。すると、その余分な皮脂によって炎症が起こることも。
炎症発生後も誤ったスキンケアで刺激を与え続けていると、さらに炎症を招いて慢性的な赤みになってしまうのです。
■肌が炎症を起こす主な原因■
・(誤ったスキンケアなどによって)乾燥してバリア機能が低下している
・(乾燥、誤ったスキンケアなどによって)皮脂が過剰分泌されている
・肌に合わないスキンケアアイテムを使用している
・(スキンケア時や毛穴パックの多用、鼻をかむなどの生活習慣で)肌に刺激・摩擦を与えている
なお、赤みを伴う炎症の種類として、マラセチアというカビ菌が原因とされる「脂漏性皮膚炎」の可能性もあります。脂漏性皮膚炎は、額、髪の映え際、眉間、小鼻周りなどの皮質分泌が多いTゾーンを中心に赤くなりやすい皮膚疾患です。
皮膚炎が長期的に発症している場合、その刺激によって毛細血管の拡張も併発し、さらに赤みを増します。
■脂漏性皮膚炎になりやすい要因例
・余分な皮脂の残留
・不規則な生活習慣(寝不足、偏食など)
・辛い食べ物の過剰摂取
・アルコール、カフェイン飲料の過剰摂取
・喫煙
・ホルモンバランスの乱れ
小鼻の赤みを引き起こすメカニズム
では次に、「毛細血管が透けて見えている」「肌が炎症を起こしている」、それぞれを引き起こす主な原因に注目し、なぜそのような現象が起こるのかメカニズムを見ていきましょう。
【加齢・乾燥による表皮の菲薄化(ひはくか)】
加齢によるホルモンバランスの変化や、乾燥による肌ダメージによるターンオーバーの乱れなどによって、真皮層に存在するコラーゲンやエラスチンが減少。また、加齢によって皮下脂肪が減少したりすることで、肌の弾力が失われやすくなります。
すると比例して、肌表面の表皮も薄くなり(これを「菲薄化(ひはくか)」と呼ぶ)、毛細血管が表皮を通して透けて見えるようになるため、肌表面が赤くなるとされているのです。
【温度変化による毛細血管の拡張】
冬場によく起こる小鼻や頬などの赤みには、急激な温度変化が関係しています。
寒い場所から温かい場所に移動すると、温度変化によって毛細血管が拡張と収縮を繰り返します。
■上図:左の温かい(HOT)時は、毛細血管は拡張している。右の寒い(COLD)時は、毛細血管は収縮している。
このような毛細血管の拡張と収縮を繰り返していると、いつしか収縮力が低下し、毛細血管が拡張したままで戻らなくなってしまうことがあるのです。
その他、アルコールや香辛料、カフェインは過剰摂取すると交感神経が刺激され、自律神経のバランスが乱れます。そのため、これらの過剰摂取を繰り返していると、自律神経がコントロールする血管の拡張・収縮のバランスも乱れてしまい、毛細血管が拡張したままで赤みが目立ちやすくなります。
【乾燥によるバリア機能の低下と毛細血管の拡張】
乾燥肌の場合は、肌内部の水分量が少ないため、空気の乾燥や紫外線、花粉やホコリ、摩擦など外部刺激から肌を守るバリア機能が弱っています。
そのため、通常よりも外部刺激に反応しやすく、一度炎症を起こすと最終的に毛細血管が拡張したままになり、赤みが目立つようになるのです。
また、乾燥による皮脂の過剰分泌によって、皮脂による炎症やニキビが発生しやすくなります。炎症・ニキビを同じ部位で繰り返していると、同様に毛細血管が拡張したままになって赤みが消えなくなるリスクが高まります。
小鼻の赤みの予防対策方法
先述したように、「脂漏性皮膚炎」の場合はカビ菌が原因とされるため、皮膚科医による専門的な治療が必要となります。
ですが、毎日の生活習慣の見直しによっても、小鼻の赤みの主な原因に対する対策は行えるのです! そこで次に、毎日気をつけたい赤み対策をご紹介します。
【小鼻の赤み対策1.食生活の見直し】
先述したように、アルコールや香辛料、カフェインの過剰摂取は自律神経を乱し、結果的に赤みの原因になる毛細血管の拡張を招きます。
また、脂肪分や糖分が多い食事は皮脂の過剰分泌を招き、皮脂による炎症が起きやすくなります。
そのため皮脂の過剰分泌が気になる場合は、皮脂の過剰分泌を抑える「ビタミンB群」「ビタミンC」を含む食材を意識的に摂取し、アルコールや香辛料、カフェイン摂取はほどほどに抑えましょう。
■ビタミンB2
・食材例・・・レバー、ウナギ、青魚、アーモンド、納豆、卵など
■ビタミンB6
・食材例・・・豚肉、ウナギ、海苔、豆類など
■ビタミンC
・食材例・・・赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、キウイフルーツ、イチゴ、柑橘類、キャベツ、トマト、ジャガイモ、サツマイモなど
【小鼻の赤み対策2.スキンケアの見直し】
肌への過剰な刺激は毛細血管の拡張を促したり、バリア機能を低下させたりすることで継続的な炎症にまで発展するリスクがあります。
そのため、
・洗顔やクレンジング時にゴシゴシと肌をこする
・スキンケア時に肌をたたく(激しいパッティングをする)
・過度なピーリングやスクラブを使用して、摩擦を与える
といった、毛細血管拡張を促進する行為は避けましょう。また、スキンケアアイテムの成分にも気を配ることが重要です。
特に、肌が乾燥しているために皮脂が過剰分泌されている「隠れ乾燥肌(インナードライ肌)」タイプの場合、皮脂のベタつきが気になるあまり、洗浄力の強すぎる洗顔料・クレンジング剤を使っている場合が多くあります。
■インナードライ肌:肌内部は乾燥しているが、肌表面には余分な皮脂が浮いている。
ですが、実際にはバリア機能のために必要な皮脂まで取り除くことになり、肌はますます乾燥スパイラルに陥ってしまうことに! すると、外部刺激から肌を守るバリア機能が低下して、さらなる炎症や赤みを招くことがあるのです。
そのため、どのような肌の赤みであっても、肌に刺激を与える強い成分を配合したアイテムは使用せず、肌内部から健やかにする美容成分を含んだスキンケアアイテムを選び、優しく肌を潤してバリア機能を整えるようにしましょう。
【赤み対策成分1:プロテオグリカン】
プロテオグリカンとは、コラーゲンのように肌のハリ・弾力を保ち、ヒアルロン酸のように保湿を行う高保湿成分です。
主に以下のような効果が期待できるとされています。
・ヒアルロン酸の訳1.3倍の保湿・保水力
・EGF様作用(ターンオーバーを整える)
・ヒアルロン酸、コラーゲン生成の促進
・抗酸化作用
小鼻や頬の赤み対策には、弱ったバリア機能を正常に働かせることが先決。そのためには、水分・油分バランスを整えることが重要です。
高保湿かつ肌にハリを与えるプロテオグリカン配合のスキンケアアイテムで、外部刺激に負けない健やかな肌を目指すことが小鼻の赤み対策に繋がります。
【赤み対策成分2:ビタミンC誘導体】
ビタミンC誘導体には、主に以下のような効果が期待できるとされています。
・皮脂の過剰分泌の抑制
・コラーゲン生成の促進
・ニキビ予防
・シミ・そばかす予防
小鼻や頬の赤みの原因となる「皮脂の過剰分泌」「コラーゲンの減少」にアプローチするビタミンC誘導体は、赤み対策はもちろん、皮脂バランスの整ったキメ細かい美肌作りにも欠かせない万能美容成分です。
小鼻の赤み予防におすすめ高保湿フェイスクリーム
商品名:リコプロフェイスケア インプルーヴ ディープクリーム リペアC(30g)
価格:12,100円(税込)
先述した通り、小鼻の赤みの原因の一つに「肌が炎症」があげられます。
そこでおすすめしたいのが、”recover(修復)&protect(保護)”をコンセプトに誕生した、独自の理論の元に肌本来の力を引き出し、年齢や環境に負けない健やかな肌をつくる、美容のプロフェッショナル集団開発の高品質スキンケア化粧品ブランド「リコプロフェイスケア インプルーヴ(recopro face care IMPROVE)」より発売されている「ディープクリーム リペアC」。
そのコンセプトの下、健やかな肌をつくる充実した成分が魅力のクリームです。
例えば、抗炎症に着目した成分として「ダマスクバラカルス培養液」「クリスマムマリチマムカルス培養液」「ザクロ花エキス」「セイヨウトチノキ種子エキス」など、2種の植物幹細胞エキスと植物エキスで、整った肌へと導きます。
また、外的ダメージから肌を守る植物幹細胞エキス「サポナリアプミラカルス培養液」や、ビフィズス菌培養溶解質なども配合し安定した肌づくりを支えてくれます。
この他にも、「リコプロフェイスケア インプルーヴ シリーズ」共通で配合されている「プロテオグリカン」は、コラーゲンやエラスチンへのサポートも期待できる高保湿成分(ヒアルロン酸の約1.3倍の保水力)。
さらに、気になるシワ・たるみなどのエイジングサインにうれしい「ナイアシンアミド」や、引き締め効果が期待できる「ペファタイト」など、リッチな美容成分がバランスよく配合されています。
しかも、これらの成分は「保湿型ビタミンC誘導体」を組み込んだ、ビタミンCリポソームとしてカプセルに内包されているため刺激がなく、使えば使うほど、肌の奥からプルンとした潤いを実感できます。
乾燥肌でもつかいやすさ◎。小鼻の赤みなど肌トラブルの原因になる余分な皮脂分泌を抑えつつ、潤い満ちる透明美肌に導きます。
肌本来の「生命力」に着目したプロの肌作りを、あなたも「リコプロフェイスケア インプルーヴ ディープクリーム リペアC」で叶えましょう!
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